特許
J-GLOBAL ID:200903095464682992

送電線の素線切れ検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-134383
公開番号(公開出願番号):特開平6-347421
出願日: 1993年06月04日
公開日(公表日): 1994年12月22日
要約:
【要約】【目的】3本のスリット光線を使って送電線全周の素線切れを自動的かつ同時に検出する。【構成】方向が互にずれた3本のスリット光を作り、この3本うち、1本のスリット光L1は直接送電線7に斜めから照射する。残りの2本のスリット光L2、L3は反射鏡40、40で反射させた反射光を送電線7に斜めから照射して、スリット光L1でカバーできなかった部分をカバーする。このようにして送電線7の全周をカバーする楕円弧状のスリット像32を形成する。これらの反射光をまとめて1台のテレビカメラ5で撮影して画像検出する。検出画像信号を信号処理系6に導き、この画像信号から弧状の輝線情報を抽出し、抽出した輝線情報と予め定められた標準値とを比較し、両者に所定値以上の差があるときには、素線切れが存在すると判断し、この結果を記録する。この検査を送電線の全長にわたって行う。
請求項(抜粋):
送電線を内部に挿通する本体を備え、この本体に、前記送電線を軌道として前記本体を走行させる動力系と、スリット光を発しこれを前記送電線の表面に直接照射して、送電線の表面に送電線の外形形状の一部を現わす弧状のスリット像を形成する少なくとも1台の表面照射光源系と、裏面照射用のスリット光を発する少なくとも2台の裏面照射光源系と、この裏面照射光源系からそれぞれ発せられたスリット光を反射して、前記送電線の裏面に間接照射して、送電線の裏面に送電線の外形形状の残部を現わす弧状のスリット像を形成するとともに、このスリット像の反射光を形成する反射鏡と、前記表面照射光源系により前記送電線の表面に形成される前記弧状スリット像を直接撮影するとともに、前記裏面照射光源系により前記送電線の裏面に形成される前記弧状のスリット像の前記反射鏡による反射光を間接撮影して、これらを画像信号に変換する1台の撮像系と、これらの撮像系からの画像信号より送電線の全周をカバーする弧状の輝線情報を抽出し、抽出した輝線情報と予め定められた標準値とを比較して比較結果を記録する信号処理系とを備えたことを特徴とする送電線の素線切れ検出装置。
IPC (2件):
G01N 21/88 ,  G01N 21/89

前のページに戻る