特許
J-GLOBAL ID:200903095524064681

人工膝関節

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 村井 卓雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-251604
公開番号(公開出願番号):特開平10-146353
出願日: 1997年09月17日
公開日(公表日): 1998年06月02日
要約:
【要約】【課題】 高屈曲が可能であり、膝の安定性を達成し、ポリエチレンの摩耗の問題及び脱転を起こさない人工膝関節を提供する。【解決手段】 摺動面がそれぞれ緩やかな曲面をなす、前側起立部分1a、下部1b及び後側起立部分1cからなり、かつ大腿骨遠位に固定される大腿骨コンポーネント1であって、下面中央部に膝蓋骨との摺動面となる凹部1eを有する大腿骨コンポーネントと、脛骨4近位に固定され、上面が凹面となる脛骨コンポーネントとを含んでなり高屈曲可能な人工膝関節に関する。上面は凹面、下面は凸面または平坦面を呈しかつポリエチレンからなる一体のベアリングインサート6を、大腿骨コンポーネント1及び脛骨コンポーネント5の間に、これらコンポーネント1、5に対して摺動可能に設ける。
請求項(抜粋):
摺動面がそれぞれ緩やかな曲面をなす、前側起立部分、下部及び後側起立部分からなり、かつ大腿骨遠位に固定される大腿骨コンポーネントであって、下面中央部に膝蓋骨又は膝蓋骨コンポーネントとの摺動面となる凹部を有し、インサート金属からなる大腿骨コンポーネントと、脛骨近位に固定され、上面は凹面を呈しかつ、インサート金属からなる脛骨コンポーネントと、上面は凹面を、下面は凸面を呈しかつ、ポリエチレンからなる一体のベアリングインサートと、を含んでなる人工膝関節であって、前記ベアリングインサートは前記大腿骨コンポーネント及び前記脛骨コンポーネントの間にこれらコンポーネントに対して摺動可能に設けられており、ベアリングインサートは脛骨コンポーネントのほぼ中心に位置したときに、脛骨コンポーネントの中心軸線に垂直な面に対してベアリングインサートの上端を前後方向に結ぶ線が後方に1°から25°の角度をなすように、ベアリングインサートは後方に傾斜しているとともに、該ベアリングインサートの上面は全体が20mmから1000mmの曲率半径をもつ凹面であり、前記大腿骨コンポーネントは、前記凹部の深さが10mm以上であり、膝蓋骨又は膝蓋骨コンポーネントと摺動する凹面を跨ぐように分岐された両分岐部が前記一体のベアリングインサートで支持されたことを特徴とする人工膝関節。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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