特許
J-GLOBAL ID:200903095538747773
有形物体の積層製造方法およびシステム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
永井 冬紀
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-520694
公開番号(公開出願番号):特表2009-543717
出願日: 2007年07月18日
公開日(公表日): 2009年12月10日
要約:
有形物体(5;205;305)の積層製造方法であって、
液体(3;203;303)を収容する液体容器(2)を用意し、
前記液体容器内の前記液体に接触される液体接触面(11;211;311)を有する構築形体(6;206;306)を用意し、
それぞれ下記工程を備える方法サイクルを繰り返し実行し、前記各方法サイクルは、
-前記液体の所定部分を固化し、前記固化は、少なくとも、前記部分が前記構築形体の前記液体接触面と接触するときに起こり、前記有形物体の固体層(14;114;214;314)を得るようにし、前記固体層は前記構築形体の前記液体接触面(11)と現に接触しまたは接触していた表面部分(170a、170b、170c)の全てを含む固体層面(70;170;270;370)を有し、
-前記固体層を前記構築形体から分離し、かつ
-前記分離された固体層および前記構築形体を相互に移動して相互に対して所定の位置に配置し、前記液体の所定の部分を同様に固化することにより、同様に次のそのような固体層であって前記固体層に付着され前記固体層の前記固体層面に隣接したものを得る、サイクルであって、
前記方法サイクルの少なくとも一つのサイクルの間、前記固化が行われ、前記固化は、前記固体層(14;114;214;314)および前記構築形体(6;206;306)が、前記固体層面(70;170;270;370)の前記全ての表面部分が、同時に前記構築形体(6;206;306)の前記液体接触面(11;211;311)と完全な接触係合することができないという意味で不一致形状を有するように行われることを特徴とする方法。
請求項1に記載の方法であって、
前記不一致形状は、前記用意された構築形体(6)が、その前記液体接触面(11)の形状により形成された少なくとも1つの凹部(71)を備え、かつ
前記方法サイクルの少なくとも1つのサイクルの前記固化工程の間、前記少なくとも1つの凹部内に含まれる液体の部分が固化を防止されることを特徴とする方法。
請求項2に記載の方法であって、
前記方法サイクルの少なくとも1つのサイクルの間、前記固化は前記液体(3)の前記所定部分に放射線(15)を照射することにより実現され、前記放射線は前記少なくとも1つの凹部(71)に含まれる前記液体の前記部分に到達することを防止されることを特徴とする方法。
請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法であって、
前記方法サイクルの少なくとも1つのサイクルの間、前記構築形体(6)が前記構築中の物体に対して、移動され、前記移動は、前記液体接触面(11)の接触領域に対する接線の成分(73)を少なくとも有する方向に行われ、前記接触領域は前記固化中の液体(3)の前記所定の部分の1つと接触していることを特徴とする方法。
請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法であって、
前記方法サイクルの少なくとも1つのサイクルの間、前記構築形体が前記構築中の物体に対して移動され、前記移動は、前記構築形体の前記液体接触面(11)と前記固体層(14)の前記固体層面(70)との間の接触領域に対する接線の成分(73)を少なくとも有する方向に行われることを特徴とする方法。
請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法であって、
少なくとも、前記方法サイクルの少なくとも1つのサイクルの分離工程の一部、または位置決め工程の一部、あるいはそれら双方の間、前記液体のような流体が前記構築形体の前記液体接触面と前記固体層の前記固体層面の間に注入されることを特徴とする方法。
請求項6に記載の方法であって、請求項2に従属する限りにおいて、
前記流体は前記少なくとも1つの凹部(71)に注入されることを特徴とする方法。
請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法であって、
前記不一致形状は前記固体層面(270)が非平坦形状を有することによって実現されることを特徴とする方法。
請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法であって、
前記不一致形状は、前記液体接触面(311)が前記用意された構築形体の一つ以上の凹部を形成される可能性のある領域以外の領域に、非平坦形状を有することにより実現されることを特徴とする方法。
請求項8または9に記載の方法であって、
前記方法サイクルの少なくとも1つのサイクルの間、相対的回転運動が前記構築形体(206;306)と前記構築中の物体(205;305)との間に行われることを特徴とする方法。
有形物体(5;205;305)の積層製造システムであって、
液体(3;203;303)を収容する液体容器(2)と、
前記液体容器内の前記液体に接触される液体接触面(11;211;311)を有する構築形体(6;206;306)と、
前記液体の所定部分を固化する固化手段(9;209;309)であって、前記固化は、少なくとも、前記部分が前記構築形体の前記液体接触面と接触するときに起こり、前記有形物体の、所定の形状を有する固体層(14;114;214;314)を得るようにし、かつ前記固体層は前記構築形体の前記液体接触面(11)と現に接触しまたは接触していた表面部分(170a、170b、170c)の全てを含む固体層面(70;170;270;370)を有する、固化手段と、
前記構築形体から前記固体層を分離する分離手段(21)と、
移動手段(21)であって、前記分離された固体層および前記構築形体を相互に対して移動して相互に対して所定の位置に配置し、前記液体の所定の部分を同様に固化することにより、同様に次のそのような固体層であって前記固体層に付着され前記固体層の前記固体層面に隣接したものを得る、移動手段とを備え、
前記構築形体(6;206;306)と、前記方法サイクルの少なくとも一つのサイクルの間に得られた前記固体層(14;114;214;314)とが、前記固体層面(70;170;270;370)の前記全ての表面部分が、同時に前記構築形体(6;206;306)の前記液体接触面(11;211;311)と完全な接触係合することができないという意味で、不一致形状を有することを特徴とするシステム。
請求項11に記載のシステムであって、前記不一致形状は前記構築形体(6)が前記液体接触面の形状により形成された少なくとも1つの凹部を備えることにより実現されることを特徴とするシステム。
請求項12に記載のシステムであって、
前記構築形体は、前記液体(3)の前記所定部分に前記固化のために照射された放射線(15)を遮断する放射線遮断手段(72)を備え、前記放射線遮断手段は、前記放射線が前記少なくとも1つの凹部(71)内に含まれる前記液体の部分に到達して前記部分が固化されることを防止するように構成されていることを特徴とするシステム。
請求項(抜粋):
有形物体(5;205;305)の積層製造方法であって、
液体(3;203;303)を収容する液体容器(2)を用意し、
前記液体容器内の前記液体に接触される液体接触面(11;211;311)を有する構築形体(6;206;306)を用意し、
それぞれ下記工程を備える方法サイクルを繰り返し実行し、前記各方法サイクルは、
-前記液体の所定部分を固化し、前記固化は、少なくとも、前記部分が前記構築形体の前記液体接触面と接触するときに起こり、前記有形物体の固体層(14;114;214;314)を得るようにし、前記固体層は前記構築形体の前記液体接触面(11)と現に接触しまたは接触していた表面部分(170a、170b、170c)の全てを含む固体層面(70;170;270;370)を有し、
-前記固体層を前記構築形体から分離し、かつ
-前記分離された固体層および前記構築形体を相互に移動して相互に対して所定の位置に配置し、前記液体の所定の部分を同様に固化することにより、同様に次のそのような固体層であって前記固体層に付着され前記固体層の前記固体層面に隣接したものを得る、サイクルであって、
前記方法サイクルの少なくとも一つのサイクルの間、前記固化が行われ、前記固化は、前記固体層(14;114;214;314)および前記構築形体(6;206;306)が、前記固体層面(70;170;270;370)の前記全ての表面部分が、同時に前記構築形体(6;206;306)の前記液体接触面(11;211;311)と完全な接触係合することができないという意味で不一致形状を有するように行われることを特徴とする方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (9件):
4F213WA25
, 4F213WB01
, 4F213WL02
, 4F213WL12
, 4F213WL15
, 4F213WL62
, 4F213WL67
, 4F213WL73
, 4F213WL87
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