特許
J-GLOBAL ID:200903095556708840

丸ぐり部を備えた方形状包布の裏返し装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大浜 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-251489
公開番号(公開出願番号):特開平6-108359
出願日: 1992年09月21日
公開日(公表日): 1994年04月19日
要約:
【要約】【目的】 作業者が方形状包布の任意の丸ぐり縁部を握って掛け型に掛けるだけで、方形状包布の裏返しを可能とする。【構成】 方形状包布の丸ぐり部の任意の一辺を掛け型本体2に掛け、方形状包布の上辺の中央を押圧装置7で押えつつ上動させて該上辺の両角部を現出させ、その各角部を左右掴持装置8,8で掴持し、その掴持した両角部を拡張装置9で方形状包布の上辺を拡張させ、その上辺を拡張させた方形状包布を回転循環装置11で基台奥側に移動させ、抵抗体12により方形状包布Aに一定の角度をもたせた状態で該方形状包布に空気吐出装置13から加圧空気を吹き付けることにより垂れ下がり部側の丸ぐり縁部に捲り作用を起こさせ、続いて方形状包布の垂れ下がり部を吸引室15内に吸引して該包布を方形状に整形し、その方形状包布を挟持装置18で受け取った後、移送装置19で次工程側に移送するようにした。
請求項(抜粋):
基台(1)と、該基台(1)の左右方向両端寄りでかつ手前作業側寄りに設置されていて、丸ぐり部(B)を備えた方形状包布(A)の任意の一辺(D)を掛けるための間隔をもって立設した2つの立上り片(102,102)を有する左右掛け型本体(2)と、該左右掛け型本体(2)を基台(1)上において左右に移動せしめる左右駆動装置(3)と、前記左右掛け型本体(2)を左右駆動装置(3)上において下動位置と上動位置の間で上下動せしめる掛け型昇降装置(4)と、前記左右掛け型本体(2)に孔設された空気吐出口(5)より外部に向けて加圧空気を吐出せしめる空気吐出装置(6)と、前記左右駆動装置(3)を稼動させて左右いづれかの前記左右掛け型本体(2)が基台(1)の中央へ移動したときに左右掛け型本体(2)に掛けられた方形状包布(A)の上辺中央に位置する箇所を下方へ押下げ、所定圧力を検知し得た後に作業側手前より基台(1)後方へ退避し得る押圧装置(7)と、該押圧装置(7)に押下げられかつ前記左右掛け型本体(2)の上端に位置する方形状包布(A)の両角部(E,E)を、該掛け型昇降装置(4)の上動位置で、該左右掛け型本体(2)より掴み取り得る位置で待機した左右各掴持装置(8)と、該左右各掴持装置(8)をそれぞれ所定の圧力が掛り得る位置まで左右方向に拡張せしめる左右拡張装置(9)と、該左右各掴持装置(8)を支持し得る支持体(10)の両端を付設した回転循環装置(11)と、該回転循環装置(11)により基台(1)の作業側から基台(1)の奥側へ移動される鉛直方向に垂れ下がった方形状包布(A)に鉛直方向に対して一定の角度を設けるための抵抗体(12)と、該抵抗体(12)と前記回転循環装置(11)により方形状包布(A)が一定の角度をなし得たときに基台(1)の略々中央上方より下斜奥方に向けて加圧空気を吐出せしめる空気吐出装置(13)と、該空気吐出装置(13)より吐出された加圧空気に押された方形状包布(A)の基台奥方向への揺動を規制する規制板(14)と、該規制板(14)のやや上方にあって、前記左右各掴持装置(8)より垂れ下がった方形状包布(A)の垂れ下がり部を基台(1)の奥側に設けた吸引室(15)へ送る回転装置(16)と、前記吸引室(15)に移送された方形状包布(A)の垂れ下がり部を下方へ吸引し、かつ該方形状包布の垂れ下がり下端(E)に位置する一辺の縁出しを可能ならしめる空気吸引装置(17)と、縁出しを完了した方形状包布(A)の上端に位置する一辺を前記左右各掴持装置(8)より受け取る挟持装置(18)と、該挟持装置(18)で受け取った方形状包布(A)を次工程へ移送する移送装置(19)と、前記挟持装置(18)に方形状包布の上端に位置する一辺を受け渡す際に該挟持装置(18)が該一辺を挟持可能な位置まで前記回転循環装置(11)が移動したことを検知する上辺検出器(20)からの信号を受けて、前記挟持装置(18)が前記方形状包布の上端に位置する一辺を挟持した後に前記左右各掴持装置(8)が掴持動作を解除するように構成されている、ことを特徴とする丸ぐり部を備えた方形状包布の裏返し装置。

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