特許
J-GLOBAL ID:200903095557033870

電気メッキ装置の製品搬送機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 利明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-021918
公開番号(公開出願番号):特開平10-204691
出願日: 1997年01月22日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【課題】 陰極バーに横移動自在に支持された治具によってメッキ処理されるプリント基板などのシート状短冊製品の製品上部を懸垂状態に挟持し、前記陰極バーから治具を介して製品上部で給電しながらタンク内の処理液中に製品を横向きに搬送させて電気メッキする電気メッキ装置の製品搬送機構を提供するものであり、特に製品の挟持機能と給電機能を兼ねた治具を備えた製品搬送機構を提供する。【解決手段】 陰極バー1に横移動自在に支持された治具2によってメッキ処理されるプリント基板などのシート状短冊製品Aの製品上部を懸垂状態に挟持し、前記陰極バーから治具を介して製品上部で給電しながらタンク3内の処理液B中に製品を横向きに搬送させて電気メッキするように構成し、前記治具2を製品の挟持機能と給電機能を兼ねるように構成した。
請求項(抜粋):
陰極バー(1)に横移動自在に支持された治具(2)によってメッキ処理されるプリント基板などのシート状短冊製品(A)の製品上部を懸垂状態に挟持し、前記陰極バーから治具を介して製品上部で給電しながらタンク(3)内の処理液(B)中に製品を横向きに搬送させて電気メッキする電気メッキ装置の製品搬送機構であり、この製品搬送機構を、断面四角形状であり、該断面四角形状の横幅(W)を前記シート状短冊製品を挟持する工程の所定横幅に対して該短冊製品の挟持を解除する工程の横幅を狭く形成した陰極バー(1)と、該陰極バーに横移動可能に支持され、前記シート状短冊製品の製品上部を懸垂状態に挟持し、挟持しているシート状短冊製品に給電するための治具(2)と、前記治具の上部に形成した係合突起(4)と係合する係合ツメを(6)設け、該係合ツメを横移動させることによって前記治具を前記陰極バーに沿って横移動させる移送駆動手段と(5)で構成し、前記治具(2)を、前記陰極バー(1)に沿って横移動自在に外嵌された合成樹脂製の支持体(10)と、上部側を前記陰極バーの一側面側に面接触され陰極バー側面押しつけ用バネ体(11)によって該陰極バーの一側面側に押しつけるためのバネ圧を付勢された対陰極バー側面接触片部(12A)、下部側を前記シート状短冊製品の上部を挟持するための挟持片部(12B)として形成したステンレス鋼などの導電性金属素材から成る平板形状の第1接触板(12)と、前記陰極バーの底面側に面接触され陰極バー底面押しつけ用バネ体(13)によって該陰極バーの底面側に押しつけるためのバネ圧を付勢された対陰極バー底面接触片部(14A)と前記第1接触板の挟持片部に対向する挟持片部(14B)とをL字形状を成すように一体形成したステンレス鋼などの導電性金属素材から成る第2接触板(14)と、前記第1接触板と第2接触板の各挟持片部を互いに密接させ、この密接した各挟持片部の間に前記シート状短冊製品の上部を挟持できるように、各挟持片部に外側からバネ圧を付勢する製品挟持用バネ体(15,15)と、前記第1接触板の下部を挟持位置から離れる外側方向へ後退移動できるように前記支持体に形成した移動用空所(16)と、前記第1接触板の挟持片部に付勢された前記製品挟持用バネ体(15)のバネ圧に抗して前記第1接触板の対陰極バー側面接触片部を前記陰極バーの一側面側に押しつける押しつけ力付与手段とで構成し、横幅を狭く形成した陰極バーの位置で前記押しつけ力付与手段によって前記第1接触板の対陰極バー側面接触片部を前記陰極バーの一側面側に生じた隙間に押しつけ、前記移動用空所の上端に形成した段部(16A)を支点として、前記第2接触板のL字形状のコーナー角部(14C)を後方に押圧しながら前記第1接触板の下部を前記移動用空所に後退移動させることによって、各挟持片部を互いに離間させ各挟持片部からシート状短冊製品を離すように構成したことを特徴とする電気メッキ装置の製品搬送機構。
IPC (5件):
C25D 17/06 ,  C25D 7/00 ,  C25D 17/00 ,  C25D 17/08 ,  H05K 3/18
FI (5件):
C25D 17/06 E ,  C25D 7/00 J ,  C25D 17/00 G ,  C25D 17/08 G ,  H05K 3/18 L
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭62-093397

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