特許
J-GLOBAL ID:200903095573264173
残渣を改質する方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
河備 健二
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-580254
公開番号(公開出願番号):特表2004-501230
出願日: 2001年04月24日
公開日(公表日): 2004年01月15日
要約:
流動化高温粒子の水平移動床を含む短時間蒸気接触熱プロセス装置を用いる、残渣原料油を改質する方法が開示される。液滴サイズがSauter平均径で2500μm未満となるように、残渣原料油を噴霧することが好ましい。高温粒子の床を流動化させるために、一個以上の水平配置スクリューを用いることが好ましい。【選択図】図1
請求項(抜粋):
全液体生成物の増加を目的として残渣原料油を改質する方法であって、
(i)炭素質沈着物を含有する流動化高温固体をストリッピング域から受取り、酸化性ガスの存在下で加熱する加熱域;
(ii)前記加熱域から再循環された流動化高温固体からなる水平移動床を含む短時間蒸気接触反応域であって、450°C〜700°Cの温度で運転され、前記加熱域から送られる前記固体が実質的にすべて前記反応域を通過するような条件下で運転され、固体滞留時間が5〜60秒であり、蒸気滞留時間が2秒未満である短時間蒸気接触反応域;および
(iii)前記反応域からの、前記炭素質沈着物が沈着した流動化高温固体を通過させるストリッピング域であって、低沸点炭化水素および揮発分を、ストリッピングガスを用いて回収するストリッピング域
を含むプロセス装置内で実施され、
(a)残渣原料油を、液滴サイズがSauter平均径で2500μm未満となるように噴霧する工程;
(b)噴霧した前記残渣原料油を前記短時間蒸気接触反応域に送り、そこで前記残渣原料油を流動化高温固体と接触させ、前記流動化高温固体上に沈着する高コンラドソン炭素成分および金属含有成分、並びに蒸発留分を生じさせる工程;
(c)前記蒸発留分を前記流動化高温固体から分離する工程;
(d)前記流動化高温固体を前記ストリッピング域に送り、そこで前記固体をストリッピングガスと接触させて、前記固体から揮発性成分を除去する工程;
(e)ストリッピングした前記流動化高温固体を前記加熱域に送り、そこで前記固体を、前記反応域の運転温度を維持するのに有効な温度まで加熱する工程;および
(f)前記加熱域から、前記流動化高温固体をその実質的にすべてが前記反応域を通過するように前記反応域に再循環し、そこで実質的にすべての前記固体を新鮮残渣原料油と接触させる工程
を含むことを特徴とする残渣原料油を改質する方法。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (9件):
4H029AA11
, 4H029AA13
, 4H029AA14
, 4H029AA15
, 4H029AC04
, 4H029AC05
, 4H029AC13
, 4H029AE19
, 4H029AE20
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