特許
J-GLOBAL ID:200903095602625989

自燃固形体素材の遠赤外線乾溜炭化装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-105239
公開番号(公開出願番号):特開2002-249782
出願日: 2001年02月26日
公開日(公表日): 2002年09月06日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】自燃力のある固形体資源を燃やすことなく有用な炭化材にする再生遠赤外線乾溜炭化装置を提供する。【解決手段】平面炉床1と天井壁で覆われた斜傾炉3と、その炉床裏下方部に発熱燃焼炉5が設けられ炎道口4で連結される、それ等構造体は遠赤外線放射機能を有する鉱石粉(シリカブラック)と耐熱キャスターの混合材で構築されている。斜傾炉上方天井壁には強力な吸引力の煙突11が設けられ、その基部に煙突分流装置12が設けられ内部に自在ダンバーを備えている。分流部から分かれた煙道は天井壁外側にそって下方に延長されて方向転換して炉内に挿入され又方向転換し炉床と平行して上方に向けて開口し、炉外煙道中間にブロワー14を備えている。炉の上方端に素材供給装置16を備え、炉下方端にエアワッシャー装置17を備える。
請求項(抜粋):
対象素材が自然流下する角度を有する斜傾炉は、有意の巾と長さの平面炉床と有意の高さの天井壁で覆われ、炉床には複数の素材がバウンドする傾斜突起が設けられている。炉床裏下方部に有意の高さと巾の発熱燃焼炉が設けられ、斜傾炉床の有意の位置の両側壁寄りに開口された炎道口で燃焼炎通路として連なって居り、それ等炉体を構成する構造体は高率の遠赤外線を放射する鉱石粉と耐熱キャスターの混合物で構築されている。発熱燃焼炉で生じた燃焼炎は設定された強力な負圧に引かれて斜め下方に流動し、斜傾炉床の炎道口から斜傾炉内に入り斜傾炉上方端の天井部に設けられた煙突に吸引される。その煙突基部位置に自在ダンバーを内臓した分流装置が設けられ、分かれた煙道は斜傾炉天井壁外側にそって下方に延長され、炉床炎道口位置より下方で直角度に方向転換して炉内に挿入され、更に炉床に平行方向となる直角度に方向転換して開口し、炉外煙道中間に設けられた特殊ブロワーによって排ガスを吸引し、発熱燃焼室からの燃焼炎を巻き込んで炉内に噴射する機構により、炉内の素材に燃焼排ガスの遠赤外線熱風を循環放射する。発熱燃焼室の燃焼方法は、排気側から燃焼炎の進行に対向し炎を斜めに横断して直列状或いはラッパ状に送風し高圧空気膜を形成すると、強烈な燃焼反応層バリヤとなり、燃焼炎はそれに包み込まれて高温の輻射熱風となる。斜傾炉上方端に素材供給口が設けられ接続して、内部に放射状仕切枡板と側板を備えた回転円筒形供給装置が設置され、斜傾炉内に過剰空気の流入を遮断しながら原料素材の供給をコントロールする。斜傾炉下部上壁の煙道挿入位置より有意の下方位置の上部から、水を含んだエアワッシャーを炉床に斜めとなる垂直方向に噴射して炭化処理材の移動を進めながら急速に処理材を冷却すると共に炉内へ空気の流入を防いでいる。以上の諸機構の相乗作用で供給口から供給され斜傾炉床にそって徐々に流動する素材には燃焼ガスの循環機構によって酸欠状の高温の輻射熱線が浴びせられ、高温となった炉壁から放射される遠赤外線も強烈となる。この様に素材は遠赤外線輻射熱の直射、熱風の対流熱、炉床からの伝導熱とあらゆる方向からの熱線或いは高熱を満遍なく受けその透過率も極度に高まり可燃物体は燃えることなく急激に乾留ガス化し炭化が進行する機構構成と機能を有する構造であることを特徴とする自燃固形体素材の遠赤外線乾溜炭化装置。
IPC (2件):
C10B 53/02 ZAB ,  C10B 11/00
FI (2件):
C10B 53/02 ZAB ,  C10B 11/00
Fターム (1件):
4H012JA04

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