特許
J-GLOBAL ID:200903095639746581

短時間焼入性に優れた高炭素冷延鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 細江 利昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-036135
公開番号(公開出願番号):特開平7-242945
出願日: 1994年03月07日
公開日(公表日): 1995年09月19日
要約:
【要約】【目的】 焼入時の熱変形が少なく,所要の焼入性が短時間で安定して得られる高炭素冷延鋼板の製造方法を提供することを目的とする。【構成】 重量%で、C; 0.3〜1.3%,Si; 0.10〜0.30% ,Cr; 0.05〜0.25% 、Mn; 2.0%以下、Cu: 0.3%以下,Ni: 3.5%以下,W: 2.5% 以下,Mo: 0.3%以下,V: 0.3% 以下の鋼を,巻取温度460 〜650 °Cの条件で熱間圧延する。ついで冷延率を特定の範囲に規定して冷間圧延し,水素5%以上,露点-10 °C以下,酸素100ppm以下の還元性雰囲気で,C <0.8%の場合640 °C〜Ac1 ,C ≧0.8%の場合640 〜750 °Cの温度で焼鈍を行い,調質圧延を行う。冷間圧延時もしくは調質圧延時に、光沢度50〜500の鏡面光沢を材料表面に付与する。これらによって、短時間焼入性に優れた高炭素鋼板を得る。
請求項(抜粋):
C; 0.3〜1.3wt.% ,Si; 0.1 〜0.3wt%,Cr; 0.05〜0.25wt% 、Mn; 2.0wt.% 以下、Cu: 0.3wt%以下,Ni:3.5wt% 以下,W: 2.5wt% 以下,Mo: 0.3wt%以下,V: 0.3wt% 以下を含有する鋼を準備する工程と,巻取温度(CT)460 〜650 °Cの条件で熱間圧延する工程と,酸洗脱スケールする工程と、冷延率(CR)を数1に規定される範囲で冷間圧延する工程と,水素5%以上,露点-10°C以下,酸素100ppm以下の還元性雰囲気で,C <0.8wt.% の場合640 °C〜Ac1 ,C ≧0.8wt.% の場合640 〜750 °Cの焼鈍温度に,2〜25時間の均熱保持する焼鈍を行う工程と,調質圧延を行う工程を順次行い、調質圧延時もしくは調質圧延以降の冷間圧延時に,光沢度(JIS Z8741,20度鏡面光沢)50〜500 の鏡面光沢を材料表面に付与することを特徴とする短時間焼入性に優れた高炭素冷延鋼板の製造方法。ただし、Mn, Cu, Ni, W, Mo, Vについては、無添加の場合を含む。【数1】
IPC (4件):
C21D 9/46 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/58

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