特許
J-GLOBAL ID:200903095701360288

柔軟な貝形の貯蔵器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大橋 邦彦
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-534048
公開番号(公開出願番号):特表平11-508153
出願日: 1996年03月28日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】心臓切開手術において、体外バイパス回路中の血液の貯蔵器として柔軟な貝形の貯蔵バック(10)を提供する。この貯蔵バックは、空気を容易に抜気可能なように、かつ空気が患者に偶発的に送られるのを防止するように構成される。入口(14)を介して貯蔵器へ入る血液はマイクロスクリーン(16)を透過し、酸素付加物を供給するポンプへ向けて出口(34)から排出される。このバックの形状と構成要素の配置は、バックの主な利点を与える。出口より上部に位置する入口により、渦を発生させないように混合を促進するより大きな容量部が出口の上部に配置される。出口の上部の形状はまたバックに、少ないホールドアップ容量と、バックを開状態に維持するための低抵抗を与える。この形状はまた、静脈血の抵抗も少なくする。
請求項(抜粋):
周縁部を互いに接着しその内部に画成された流体を受入れる仕切室を有する容器を形成すると共に、該容器の前壁と後壁を形成する、第1と第2の可撓性を有する層と; 前記容器に操作可能に結合された入口と出口であって、前記流体を受入れる仕切室を通って当該入口から出口へと延出する流体流路が形成されるようにした入口と出口と; 前記流体を受入れる仕切室の少なくとも一部に渡って延出するマイクロスクリーン要素であって、 前記流路を横切り、これによって上流側のフィルタ仕切室と下流側の仕切室とが形成され、 前記上流側の仕切室が前記入口と当該マイクロスクリーン要素との間に配置され、前記下流側の仕切室が当該マイクロスクリーン要素と前記出口との間に配置され、 液体は透過できるが気泡の透過は阻止され、 前記入口が前記上流側の仕切室と連通する、マイクロスクリーン要素と; 前記容器の垂直方向の上部に結合された少なくとも一つの抜気チューブと;を備えた柔軟な貝形の貯蔵器。

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