特許
J-GLOBAL ID:200903095734706244

故障許容処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 馨 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-526677
公開番号(公開出願番号):特表平11-502658
出願日: 1997年01月24日
公開日(公表日): 1999年03月02日
要約:
【要約】ソフトウェア故障許容システム内の回復ユニットが、複製アプリケーション・プロセス(24)を実行する一次及び二次処理ユニット(I,II)を有する。回復ユニットに送られる入力メッセージは、一次ユニット(I)において受信され、しかるべく過程で、一次プロセス(24)によって処理されて、アプリケーション・メッセージが生成される。ただし、一次プロセス(24)によって生成されたこれらのアプリケーション・メッセージは、通常、回復ユニットの出力メッセージとしては、一次ユニットIから出力されない。その代わりに、これらのアプリケーション・メッセージは、状態更新情報と共に、一次ユニット(I)から二次ユニット(II)にロギングされる。二次ユニット(II)が実行する二次プロセス(24)は、この更新情報を用いて、一次プロセスの状態を追跡するために、それ自体の状態を更新する。二次ユニット(II)は、一次ユニット(I)からそれにロギングされたアプリケーション・メッセージを、回復ユニットの出力メッセージとして出力する。一次ユニット(I)が故障した場合、二次ユニット(II)は、一次ユニットの役目を引き継ぐ。さらに、(その故障か、又は一次ユニットへのその格上げに起因して)動作している二次ユニット(II)がない場合、一次ユニットは、それ自体のアプリケーション・メッセージを、回復ユニットの出力メッセージとして出力する責任を負うことになる。多数の二次ユニットを有する構成も可能である。
請求項(抜粋):
入力メッセージを受信及び処理して、出力メッセージを生成するために、故障許容回復ユニットを動作させる方法において、 (a) 入力メッセージを処理して、一連の状態を介して進み、またアプリケーション・メッセージを生成することが可能である、それぞれの複製アプリケーション・プロセスを実行する、少なくとも2つの処理エンティティを与えるステップであって、1つの処理エンティティは、一次処理エンティティとして機能し、他の各処理エンティティは、二次処理エンティティとして機能し、1つの前記二次処理エンティティは、送信側処理エンティティとして機能する、ステップと、 (b) 前記入力メッセージを、前記一次処理エンティティにおいて受信し、一次処理エンティティが実行する前記複製アプリケーション・プロセス、ここでは一次プロセスに、これらの入力メッセージを処理させて、アプリケーション・メッセージを生成させるステップと・ (c) 各二次処理エンティティが実行する複製アプリケーション・プロセス、ここでは二次プロセスが、一次プロセスの状態を追跡するためにその状態を更新可能にするために、更新情報とともに、一次処理によって生成された前記アプリケーション・メッセージを、前記二次処理エンティティの各々にロギングするステップと、 (d) 一次プロセスの状態を追跡するために、二次プロセスを実行する二次処理エンティティにロギングされた前記更新情報を、各二次プロセスに使用させるステップと、 (e) 前記ステップ(c)で一次処理エンティティから送信側エンティティにロギングされたアプリケーション・メッセージを、前記送信側処理エンティティから、前記回復ユニットの回復メッセージとして出力するステップであって、そのように出力されたアプリケーション・メッセージは、処理中に一次プロセスによって生成されたアプリケーション・メッセージのうち、更新情報が前記送信側エンティティによって受信されたアプリケーション・メッセージに限定される、ステップとを含み、 前記方法は更に、 (f) 一次処理エンティティの故障に基づき、前記二次処理エンティティに、一次処理エンティティの役目を引き継がせるステップと、 (g) 送信側処理エンティティの故障に基づき、又はステップ(f)で送信側処理エンティティが一次処理エンティティの役目を引き継ぐことに基づき、他の前記二次処理エンティティが存在する場合は、それを送信側処理エンティティにならしめ、他の前記二次処理エンティティが存在しない場合は、一次処理エンティティに、それによって生成されたアプリケーション・メッセージを、前記出力メッセージとして出力させるステップとを含み、該ステップ(g)は、回復ユニットの出力メッセージの紛失なしに実施されることを特徴とする方法。
IPC (2件):
G06F 11/14 310 ,  G06F 11/18 310
FI (2件):
G06F 11/14 310 D ,  G06F 11/18 310 A
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特表平7-503334
引用文献:
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