特許
J-GLOBAL ID:200903095748271046

電力系統の周波数維持システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-200070
公開番号(公開出願番号):特開平11-046447
出願日: 1997年07月25日
公開日(公表日): 1999年02月16日
要約:
【要約】【課題】 系統分離直後の一部の負荷の遮断後に、分離系統の周波数特性を推定し最適な追加負荷遮断量を算出し、分離系統の継続運転をすることにある。【解決手段】 分離系統の周波数変動モデルを作成するモデル作成部251と、系統分離直後に需給アンバランス量から負荷遮断量を決定し、一部の負荷を遮断する第1段負荷遮断部252と、この負荷遮断後に定周期で分離系統の周波数および周波数変化率を演算し記憶する前処理部253と、モデル作成部で作成された周波数変動モデルと前処理部で記憶された系統周波数,周波数変化率とを用いて分離系統の周波数特性定数を求めるパラメータ推定部254と、この周波数特性定数を用いて追加負荷遮断量を算出する追加遮断量算出部255と、この追加負荷遮断量に基づいて負荷遮断を実施する負荷追加遮断手段256,22a,22bとを設けた電力系統の周波数維持システムである。
請求項(抜粋):
外部系統から電力を受電している電力系統が送電線故障などにより系統分離したとき、分離系統内の負荷を高速に遮断し、分離系統の周波数の変動を許容範囲内に入るように制御する電力系統の周波数維持システムにおいて、系統分離前の定常状態時に系統分離後の分離系統の周波数変動モデルを作成するモデル作成手段と、系統分離直後に需給アンバランス量から負荷遮断量を決定し、分離系統内の一部の負荷を遮断する第1段負荷遮断手段と、この第1段負荷遮断手段による負荷遮断後に定周期で分離系統の周波数を検出するとともに、この検出された系統周波数の周波数変化率を演算し、これら系統周波数および周波数変化率を順次記憶する前処理手段と、前記定常状態時に前記モデル作成手段で作成された周波数変動モデルと前記前処理手段で記憶された系統周波数およびその変化率とを用いて、周波数変動に影響する前記分離系統の周波数特性定数を求めるパラメータ推定手段と、このパラメータ推定手段で求められた周波数特性定数を用いて周波数維持に必要な追加負荷遮断量を算出する追加遮断量算出手段と、この追加遮断量算出手段で算出された追加負荷遮断量に基づいて負荷遮断を実施する負荷追加遮断手段と、を備えたことを特徴とする電力系統の周波数維持システム。

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