特許
J-GLOBAL ID:200903095754039473

炭素繊維強化炭素材の耐酸化処理法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高畑 正也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-069057
公開番号(公開出願番号):特開平5-229886
出願日: 1992年02月17日
公開日(公表日): 1993年09月07日
要約:
【要約】【目的】 炭素繊維強化炭素材の表面に苛酷な動的酸化条件に耐える被覆層を形成することができる炭素繊維強化炭素材の耐酸化処理法を提供する。【構成】 炭素繊維強化炭素材の基材面に、SiOガスを接触させてコンバージョン法によりSiC被覆層を形成する内層被覆工程と、粒状二珪化モリブデンと有機系結合材を含む水性スラリーを塗布したのちアルゴン中で2050°Cの高温に加熱してMoSi2 として融解し、内層のSiC被覆組織内に拡散させてSiC-MoSi2 の複合膜を形成する中間被覆工程と、前記水性スラリーを塗布したのちアルゴン中で1500°Cの温度に加熱して多孔質のMoSi2 皮膜を形成する外層被覆工程とからなる。最外層被覆として、SiO2 ガラス膜を形成すると一層耐酸化性能を向上させることができる。
請求項(抜粋):
炭素繊維強化炭素材の基材面に、SiOガスを接触させてコンバージョン法によりSiC被覆層を形成する内層被覆工程と、粒状二珪化モリブデンと有機系結合材を含む水性スラリーを塗布したのち不活性雰囲気下で2000°C以上の高温に加熱することによりMoSi2 として融解し、内層のSiC被覆組織内に拡散させてSiC-MoSi2 の複合膜を形成する中間層被覆工程と、ついで中間層被覆工程と同一の水性スラリーを塗布したのち不活性雰囲気下で2000°Cまでの温度に加熱して多孔質のMoSi2 皮膜を形成する外層被覆工程とからなることを特徴とする炭素繊維強化炭素材の耐酸化処理法。
IPC (2件):
C04B 41/89 ,  C04B 35/52

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