特許
J-GLOBAL ID:200903095781805315

帯付き軸流ファンと共に使用するための再循環制御を伴うハウジング

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 初志
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-508228
公開番号(公開出願番号):特表平9-505375
出願日: 1994年08月30日
公開日(公表日): 1997年05月27日
要約:
【要約】再循環空気流と遭遇しこれを再誘導するように位置づけられた定常流制御羽根(28)が、ハウジング(26)の中に位置づけられたシュラウド付き帯付き軸方向ファン(20)について、効率、低ノイズ、及び製造可能性の驚くべき組合せを提供する。このようなファン-ハウジング結合体により、再循環空気流内の渦流が低減され、そのためファン内に入る空気流(再循環空気流を含む)がより秩序立ったものとなり、ファンの性能が改善される。これは、下流熱交換器(21)を通して空気を吹き込むファンにも応用できる。本発明はまた、ダクト付きファンにも適している。
請求項(抜粋):
1.1本の軸上を回転するハブ及びブレードの先端部を連結する円形帯状物までハブから外方に延びているブレードを有するファンを含み、しかもファンの中に入る、又はファンから出る、又はその両方の空気流を制御するためのハウジングを含んで成るファン-ハウジング結合体において、 a)ハウジングの一部分がファン帯状物から外方に位置づけられており、ファンとハウジングの間の径路内を再循環空気流が移動するように帯状物とハウジングの間に運転隙間が存在すること、及び b)定常流制御羽根が、再循環空気流と遭遇し、これを再度誘導する位置でハウジングに連結されており、該ハウジング及び該羽根が単一の射出成形プラスチックユニットであること、を特徴とする結合体。2.ハウジングが熱交換器から上流に位置づけられ、かくしてファンが熱交換器を通して空気を押し出すようになっている、請求の範囲第1項記載のファン-ハウジング結合体。3.1本の軸上で回転するハブ及びブレードの先端部を連結する円形帯状物までハブから外方に延びるブレードを有するファンを含み、しかもファンの中に入る、又はファンから出る、又はその両方の空気流を制御するためのハウジングを含んで成るファン-ハウジング結合体において、 a)ハウジングの一部分がファン帯状物から外方に位置づけられており、ファンとハウジングの間の径路内を再循環空気流が移動するように帯状物とハウジングの間に運転隙間が存在すること、及び b)定常流制御羽根が、再循環空気流と遭遇し、これを再度誘導する位置でハウジングに連結されており、ファン帯状物とハウジングの間に1本の空気流再循環径路が形成されており、羽根の少なくとも一部分が径路内に位置づけられており、ハウジングがファン帯状物の後縁の後方の場所で半径の減少を有する後方ハウジングセグメントによって特徴づけられていること、さらに ハウジングに後方ハウジングセグメントから中心に位置するモーターマウントまで延びる細長いモーターサポートが含まれていることを特徴とする結合体。4.径路がファン帯状物とハウジングの間に形成された入口を有し、羽根の少なくとも一部が径路入口から半径方向外方に位置づけられ、羽根の半径方向最も内側の面が丸みを帯びているか又は面取りされている、請求の範囲第3項記載のファン-ハウジング結合体。5.ハウジングが半径減少部から後方に延びるにつれて、ハウジングの内径が増大する、請求の範囲第3項記載のファン-ハウジング結合体。6.ハウジングが半径減少場所から後方に延びるにつれて、その厚みが減少する、請求の範囲第5項記載のファンとハウジングのアセンブリ。7.羽根が、ファンの軸に対して垂直な平面内の断面において非径向き羽根である、請求の範囲第1項又は第3項記載のファン-ハウジング結合体。8.羽根が、ファンの軸に対して垂直な平面内の断面において湾曲している、請求の範囲第1項又は第3項記載のファン-ハウジング結合体。9.羽根が少なくとも一部分、ファン帯状物の上流に位置づけられていることを特徴とする、請求の範囲第1項又は第3項記載のファン-ハウジング結合体。10.羽根が全部分にわたり単一の射出成形プラスチックアセンブリである、請求の範囲第3項記載のファン-ハウジング結合体。11.羽根が面取りされた端面を有する、請求の範囲第1項又は第3項記載のファン-ハウジング結合体。12.羽根の端面が少なくとも20°面取りされている、請求の範囲第11項記載のファン-ハウジング結合体。13.羽根が、内部リングによって連結された内方先端部をもつアレイの形に配置されている、請求の範囲第12項記載のファン-ハウジング結合体。14.羽根の高圧側が、羽根の端面に隣接して凹面部分を有する、請求の範囲第13項記載のファン-ハウジング結合体。15.凹面部分の半径が、隣接する羽根の間の間隔をSとして0.1Sと1.0Sの間にある、請求の範囲第14項記載のファン-ハウジング結合体。16.羽根の高圧側が、ファンの軸に対して垂直な平面内で湾曲している、請求の範囲第15項記載のファン-ハウジング結合体。17.羽根の高圧側が、ファンの軸に対し垂直な平面内で実質的に円筒形であり、ファン直径をDとしてその曲率半径が0.15Dと0.3Dの間にある、請求の範囲第16項記載のファン-ハウジング結合体。18.a)羽根の端面が少なくとも20°面取りされており、 b)羽根の高圧側が、羽根の端面に隣接して凹面部分を有し、その曲率半径が、隣接する羽根の間の間隔をSとして0.1Sと1.0Sの間にあり、 c)羽根の高圧側が、ファンの軸に対し垂直な平面内の断面で実質的に円筒形であり、ファンの直径をDとしてその曲率半径が0.15Dと0.3Dの間にある、請求の範囲第17項記載のファン-ハウジング結合体。

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