特許
J-GLOBAL ID:200903095804890331

オレフイン重合用不均一触媒成分その製造方法及び使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八木田 茂 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-018900
公開番号(公開出願番号):特開平10-231315
出願日: 1998年01月30日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】【課題】本発明はオレフィン重合用不均一触媒成分、その製造方法及びその使用に関する。【解決手段】本発明によれば、一般式:(式中、Mは周期律表の第3、4、5及び6族の遷移金属を表し;Lはシクロペンタジエニル型リガンドを表し;Yはハロゲンを表す;上記単位Lの間に1個又はそれ以上の架橋基を有し得る)で表される、官能化架橋基を有するメタロセンに関する。これらの架橋基の少なくとも一つはハロゲン原子とシリコン、ゲルマニウム又は錫原子との結合によって構成される基によって官能化される。本発明は、更に、これらのメタロセン化合物を対応する金属ハロゲン化物と、脱離性基を有するリガンドのプレカーサーとから出発して合成する方法に関する。これらのメタロセン化合物はオレフィンの単独重合及び共重合のための触媒プレカーサーとして使用される。本発明は、更に、不均一相でのオレフィン重合のための固体触媒系を得るために、これらのメタロセン化合物を無機固体上に担持させる方法に関する。
請求項(抜粋):
下記の一般式 (I):(式中、Yはハロゲンである;Mは周期律表の第3族〜第6族の遷移金属である;各Lは、各々、インデニル基又はフルオレニル基を包含するシクロペンタジエニル型単位から選択される;上記Lは置換基を有するか又は置換基を有していないものでありかつπ結合によりMに結合しておりそして上記の置換基は同一であるか又は異なるものである;Zは2個の単位Lの間で連結橋を形成する基であり、この基は0〜20個の炭素原子と0〜5個の酸素、硫黄、窒素、リン、シリコン、ゲルマニウム、錫又は硼素原子を含有し得る;EはZ及びYを連結するスペーサー基であり、0〜20個の炭素原子と0〜5個の酸素、硫黄、窒素、リン、シリコン、ゲルマニウム、錫又は硼素原子を含有し得る;この基はその骨格中に少なくとも1個のシリコン、ゲルマニウム又は錫原子を含有し、これらに置換基Yが連結していることを特徴とする;oは0又は1の値の数である;kは1、2又は3の値の数である;mは2に等しいか又は2より大きいかつ遷移金属の酸化状態と一致する数である;jは0又は1の値の数であるが、但し、その値は少なくとも一回は1であるものとする;jが1であり、oが0である場合には、Zは、少なくとも1個のシリコン、ゲルマニウム又は錫原子を含有し、これにYが直接連結していることを特徴とする)で表されるメタロセン化合物[但し、一般式:Xm'M1(L'-M2(R1R2)-A'-Z'R3o'Halp')n'(式中、M1は周期律表の第4,第5又は第6族の金属であり;各Xは、各々、水素、ハロゲン又はC1-C40含有残基である;m'は1、2又は3に等しい;n'は1又は2に等しい;各L'は、各々、Πリガンドであり、これは中心原子M1に配位している;各M2は、各々、シリコン、ゲルマニウム又は錫原子から選択される;R1はC1-C20含有残基である;R2はC1-C20含有残基又はΠリガンドであり、これは中心原子M1に配位している;各A'は、各々、二価のC1-C40含有残基である;各Z'は、各々、硼素、シリコン、ゲルマニウム又は錫原子から選択される;各R3は、各々、水素、又はC1-C20含有残基から選択される;o'は0、1又は2に等しい;各Halは、各々、ハロゲンから選択される;p'は1、2又は3に等しい)で表される化合物は除外される]からなるオレフィン重合用メタロセン触媒成分。
IPC (2件):
C08F 4/652 ,  C08F 10/00
FI (2件):
C08F 4/652 ,  C08F 10/00
引用特許:
審査官引用 (2件)

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