特許
J-GLOBAL ID:200903095865568750

タイム・ドメイン反射測定システムにおいて明瞭な大きい振幅のタイミング・マーカーを発生させるための装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 稔 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-501577
公開番号(公開出願番号):特表平8-501881
出願日: 1994年06月09日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】物質の液体含有量、水分分布、物質高さレベル及び誘電率を測定するために、RF(高周波)パルスの伝播速度を計測するタイム・ドメイン反射計測法(“TDR”)よる計測方法及び装置は、以下のものを含んでいる。(i)シリーズ平均化プローブや多セグメントプローブであるTDRプローブ及び/又はプルーブ・アダプター(取り付け具)であって、いずれもダイオードのような遠隔操作可能で通常オープン状態の可変インピーダンス素子を採用したもの。(ii)選択された通常オープン状態の可変インピーダンス素子を一度に1づつ導通状態にして、正確で明瞭なタイミング・マーカーT1・・・Tnを発生させるためのバイアス印加用及び切換用ネットワーク。(iii)プローブをTDR装置に接続するためのRFケーブル。(iv)TDR装置であって、(a)2分割回路とダイオード駆動回路を含む可変インピーダンス素子装置セクション、(b)パルス発生器、サンプル・アンド・ホールド回路及び可変遅延回路を含むRFセクション、(c)反復速度発生器、並びに直列に接続されたフィルター、AC増幅器、アナログ・マルチプライヤー、ロー・パス・フィルターを含み、サンプル取りされた信号を受ける周期検波セクション、(d)同期検知参照信号をマルチプライヤーに供給するための遅延回路とAC増幅器、を含み、(e)TDR装置が、遠隔操作でショート可能なダイオードのオン/オフ変調モード又は遅延時間変調モードで作動できるようにしたもの。繰り返しサンプル取りされた反射は、同期検知セクションで処理され、サンプル・アンド・ホールド回路で発生した矩形波信号を、ショート状態での反射とオープン状態での反射との差の関数及び/又はダイオードがオープン状態のときの反射の勾配を表わすDC出力信号V(T)へと変換する。
請求項(抜粋):
検査対象物質の水分含有量を計測するために用いられるタイプのタイム・ドメイン反射計測装置とともに用いるプローブであって、上記プローブを上記タイム・ドメイン反射装置に連結するための第1及び第2導体をもつRFケーブルを採用するものであり、上記プローブは、組合せにおいて次の要素を含む。 a)非導電性ベース部、 b)上記ベース部に取付けられ、かつこれに対して直角に横方向に延びる第1の導電手段、 c)上記ベース部に取付けられ、かつこれに対して直角に横方向に延びる第2導電手段であって、この第2導電手段は上記第1導電手段から間隔を開けられ、かつ平行に延びているもの、 d)上記第1及び第2導電手段は有効長さLの多導体プローブを規定していること、 e)上記第1導電手段を上記RFケーブルの第1及び第2導体の一方に接続する手段、 f)上記第2導電手段を上記RFケーブルの第1及び第2導体の他方に接続する手段、及び、 g)上記プローブが検査対象物質に挿入された場合、短いエネルギパルスが上記第1及び第2導電手段を伝わるときの上記エネルギパルスの伝播速度の計測において用いられるべき少なくとも一つの正確かつ明瞭なタイミング・マーカーの設定を可能とするために、上記プローブの上記長さLに沿う予め選択された少なくとも一つの点において、上記第1導電手段を上記第2導電手段に選択的に短絡させる手段。
IPC (2件):
G01N 22/04 ,  G01R 27/02

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