特許
J-GLOBAL ID:200903095882832119

沸騰冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-138436
公開番号(公開出願番号):特開平11-330329
出願日: 1998年05月20日
公開日(公表日): 1999年11月30日
要約:
【要約】【課題】 繊維状のウィック5によって冷媒を気化部8へ運搬する沸騰冷却装置1において、単にウィック5を気化部8の金属面に接触させるだけでは、冷媒の供給が僅かな接触面しか行えない。また、蒸気が液冷媒の流れと逆行してウィック5を通過するために気化部8への冷媒供給がさらに抑えられる。このため、ウィック5と気化部8の熱抵抗が大きくなってしまう。【解決手段】 気化部8に複数のグルーブ8Aを設けるとともに、その表面に多孔質金属層9を設ける。すると、ウィック5によって気化部8に運搬された冷媒が、多孔質金属層9の毛細管力で気化部8の広い範囲に円滑に供給できる。また、発生した蒸気は、グルーブ8A内を通って排出されるため、蒸気流が液冷媒の流れを妨げない。このように、ウィック5から気化部8へスムーズに冷媒が供給でき、ウィック5と気化部8の熱抵抗を小さくできる。
請求項(抜粋):
発熱体から熱を受ける受熱部を備えるとともに、内部に所定量の冷媒が封入された密閉容器を具備する沸騰冷却装置において、前記受熱部の内面の気化部には、微細な凹凸が設けられるとともに、その微細凹凸の表面には、電気メッキにて多孔質金属層が析出して設けられたことを特徴とする沸騰冷却装置。

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