特許
J-GLOBAL ID:200903095902787840

バルブタイミング調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-027288
公開番号(公開出願番号):特開平11-229828
出願日: 1998年02月09日
公開日(公表日): 1999年08月24日
要約:
【要約】【課題】 簡単な構成で、通常時の応答性を悪化させることなく、低温時のフェイルセーフ性を向上可能なバルブタイミング調整装置を提供する。【解決手段】 チェック弁110はベーン4bの進角油圧室83と遅角油圧室81とを連通する位置に設けられており、チェック弁120はベーン4cの進角油圧室84と遅角油圧室82とを連通する位置に設けられている。チェック弁110とチェック弁120とは、低温時にのみ、進角油圧室83と遅角油圧室81とを連通し、進角油圧室84と遅角油圧室82とを連通することが可能である。このため、フェイル後の再始動時、進角油圧室83から遅角油圧室81、および進角油圧室84から遅角油圧室82に作動油が流れ、シューハウジング7に対しベーンロータ4が最遅角位置に移動し、カムシャフトがクランクシャフトに対して最遅角位置に保持される。したがって、エンジンが確実に始動し、正常運転に移行する。
請求項(抜粋):
内燃機関の駆動軸から内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉する従動軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記駆動軸または前記従動軸のいずれか一方とともに回転するハウジング部材と、前記駆動軸または前記従動軸の他方とともに回転し、前記ハウジング部材内に形成された収容室に所定角度範囲に限って前記ハウジング部材に対して相対回動可能に収容されるベーン部材と、流体圧力によって前記ハウジング部材と前記ベーン部材とのいずれか一方を他方に対して進角方向に相対回動させる進角室、および流体圧力によって前記ハウジング部材と前記ベーン部材とのいずれか一方を他方に対して遅角方向に相対回動させる遅角室に作動流体を供給する流体駆動式の駆動手段と、前記進角室と前記遅角室とを連通する位置に設けられ、低温時のみに作動流体を一方向に流すことが可能な逆止弁と、を備えることを特徴とするバルブタイミング調整装置。

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