特許

J-GLOBAL ID：200903095918629501

クロム含有合金のクロム濃度測定法および装置

発明者： 山内 博史 ,  酒井 政則 ,  加藤 隆彦 ,  中村 友美
出願人/特許権者： 株式会社日立製作所
代理人 (1件)： 小川 勝男
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-008299
公開番号（公開出願番号）：特開平10-206369
出願日： 1997年01月21日
公開日（公表日）： 1998年08月07日
要約：

【要約】【課題】クロム含有合金のクロム濃度,再活性化率および鋼全体に占める任意のクロム濃度の領域の割合を提示することができる方法および装置を提供する。【解決手段】クロム含有合金の被測定材料を電解質溶液に浸漬し電位を不動態域まで引き上げ、ついでカソード方向へ電位をステップし、ステップに対する電流変化を測定して、電流値が増加を開始する時間あるいは決められた値に達するまでの時間から予め求めておいた金属材料中のクロム濃度と皮膜破壊時間との関係にあてはめ、クロム濃度を求める方法。被測定材料からなる金属電極,参照電極および対極からなる電解セル、電位を制御する電位制御部、電位を設定する関数発生部、参照電極と対極との間に流れる電流を測定する電流測定部とを有し、関数発生部は前述のステップ電位に調節できる測定装置。

請求項（抜粋）：

クロム含有合金の被測定材料からなる金属電極を電解質溶液に浸漬し、前記金属電極の電位を不動態域まで引き上げ、ついでカソード方向へ電極電位をステップし、該ステップした電位に対する電流変化を測定して、前記電流値が増加を開始する時間あるいは前記電流が決められた値に達するまでの時間を皮膜破壊時間として求め、前記時間を予め求められたクロム含有合金中のクロム濃度と皮膜破壊時間との関係から、前記比測定材料中のクロム濃度を求めることを特徴とするクロム含有合金のクロム濃度測定法。