特許
J-GLOBAL ID:200903096057034338

車輌用振動騒音制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡部 敏彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-088075
公開番号(公開出願番号):特開平6-074293
出願日: 1992年03月12日
公開日(公表日): 1994年03月15日
要約:
【要約】【目的】 振動騒音伝達経路中に配設された電気機械変換手段を有する車輌の振動騒音を能動的に制御する場合において、振動騒音源から発生する周期的又は擬似周期的な騒音に対し、収束速度をより向上させ、より適確かつ高精度な適応制御を行うことができる車輌用振動騒音制御装置を提供することを目的とする。【構成】 エンジン等振動騒音源の各構成部位に特有の振動騒音に応じた複数種のパルス信号を生成し、該パルス信号を直接夫々複数の適応制御回路に入力することにより、演算処理の負担軽減を図る構成とした。また、サンプリング周期もエンジンの回転変動に応じて可変とし、サンプリング周期をエンジンの回転変動に追随する構成とした。また、電気機械変換手段による伝達特性の位相変化もサンプリング周波数の変動に追随して補正できる構成とした。さらに、前記パルス信号はエンジンの回転に同期して発生する信号、又はエンジンの回転信号等に基づいて作成される。
請求項(抜粋):
少なくとも車輌駆動用パワープラントを含む振動騒音源に起因して車体又は車室内の少なくとも1つ以上の所定領域において発生する周期的または擬似周期的な振動騒音に対し、所定の入力信号をフィルタリングすることにより前記振動騒音源から前記所定領域の間の伝達特性を変化させる制御信号を出力する第1のフィルタ手段と、前記振動騒音源と前記所定領域との間に形成された複数の振動騒音伝達経路のうちの少なくとも1つ以上の振動騒音伝達経路中に配設され、前記第1のフィルタ手段の出力により前記伝達特性を機械的に変化させる電気機械変換手段と、該電気機械変換手段により変化した振動騒音と前記電気機械変換手段を有さない前記振動騒音伝達経路からの振動騒音との三次元的な総和により減じられる振動騒音誤差信号を前記所定領域において検出する誤差信号検出手段と、前記電気機械変換手段と前記誤差信号検出手段との間に形成される振動騒音伝達経路の伝達特性が記憶された第2のフィルタ手段と、前記誤差信号検出手段の検出結果と前記第2のフィルタ手段から出力される参照信号と前記第1のフィルタ手段のフィルタ係数に基づいて前記振動騒音誤差信号が最小値となるように前記フィルタ係数を更新する更新手段とを備えた車輌用振動騒音制御装置において、前記振動騒音源の駆動周期に同期して発生する第1のパルス信号を検出するパルス信号検出手段と、前記振動騒音源の各構成部位に特有の振動騒音の周期に同期する第2のパルス信号を前記パルス信号検出手段により検出された第1のパルス信号を分周して複数種生成するパルス信号生成手段と、該パルス信号生成手段により生成された第2のパルス信号の発生間隔に応じて第1のフィルタ手段のタップ長を変化させる変化手段と、該変化手段により変化した前記タップ長に応じて前記第2のフィルタ手段のフィルタ係数の擬似周期列を作成する擬似周期列作成手段と、該擬似周期列作成手段より作成された擬似周期列を記憶する記憶手段とを有し、かつ、前記第1のフィルタ手段が複数の適応型デジタルフィルタを具備すると共に、前記第2のフィルタ手段が前記複数の適応型デジタルフィルタに応じて複数の補正デジタルフィルタを有し、前記パルス信号生成手段により生成された複数種の第2のパルス信号が前記所定の入力信号として前記振動騒音特性に応じて夫々前記複数の適応型デジタルフィルタ及び前記複数の補正デジタルフィルタに入力されることを特徴とする車輌用振動騒音制御装置。
IPC (4件):
F16F 15/02 ,  B60K 5/12 ,  F02B 77/00 ,  G05D 19/02
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開昭61-220926
  • 特開平3-219139
  • 特開平3-219140
審査官引用 (3件)
  • 特開昭61-220926
  • 特開平3-219139
  • 特開平3-219140

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