特許
J-GLOBAL ID:200903096072280825

可変容量ポンプの流量制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-298863
公開番号(公開出願番号):特開平5-131830
出願日: 1991年11月14日
公開日(公表日): 1993年05月28日
要約:
【要約】【目的】 作動油の発熱を防止してオイルクーラを廃し、コスト及び重量の低減を図る。【構成】 油圧作動機器4の故障時にバイパス弁11が開となり、バイパス通路10により供給通路3と戻り通路5とが連通されて供給通路3の作動油圧が大幅に低下した際には、第2油室63に導入される供給通路3からの作動油圧が通常時に比して極めて低圧となり、ピストン61は第1スプリング62とは反対方向へ移動する。この時、第1スプリング62によりスプール57はピストン61の方向にストロークされるため、可変絞り58の開度は小さくなって可変容量ポンプ51の吐出流量も小さくなる。従って、作動油がバイパス弁11を通過する際の発熱量も小さくなる。
請求項(抜粋):
油圧作動機器に対し作動油を供給する供給通路と、作動油を貯留するリザーバタンクと前記油圧作動機器とを結ぶ戻り通路と、前記供給通路と戻り通路との間を結び通常はバイパス弁により遮断されたバイパス通路とを有し、油圧作動機器の故障時には前記バイパス弁を開として供給通路と戻り通路との間をバイパス通路により連通するよう構成された油圧回路に用いられる可変容量ポンプの流量制御装置であって、前記リザーバタンクと接続する入口ポート、及び可変容量ポンプの吸入側に接続する出口ポートが形成されたバルブボディーと、該バルブボディー内を摺動自在に嵌合するスプールとを有し、前記入口ポートと出口ポートとの間に前記スプールのストロークに伴ない開度変化する可変絞りを形成して、入口ポートから出口ポートへの作動油流量を変化させる可変容量ポンプの流量制御装置において、前記スプールの第1端部及び第2端部のそれぞれに隣接して第1スプリング及び第2スプリングを設け、該第2スプリングのスプール側端部とは反対側の端部に隣接して前記バルブボディー内を摺動自在に嵌合するピストンを設けると共に、前記スプールの第1端部とバルブボディーとにより画成される第1油室、及び前記ピストンの第2スプリング側端面とは反対側の端面とバルブボディーとにより画成される第2油室のそれぞれに対し、前記供給通路からの作動油を導入する供給圧導入通路を設け、前記可変絞りをスプールの第1スプリング側への摺動に伴ない開度増大するよう構成すると共に、前記バイパス弁が開となった時にはスプールを第2スプリング側へ摺動せしめて前記可変絞りを開度減少するよう構成したことを特徴とする可変容量ポンプの流量制御装置。
IPC (2件):
B60G 17/04 ,  F04B 49/08 321

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