特許
J-GLOBAL ID:200903096101191403

射出成形品の設計パラメータ決定方法およびその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 信一 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-277490
公開番号(公開出願番号):特開2003-080575
出願日: 2001年09月13日
公開日(公表日): 2003年03月19日
要約:
【要約】【課題】 射出成形に関する圧力や型締め力等を容易に低減することを可能とする、射出成形品の設計パラメータ決定方法および装置を提供する。【解決手段】 射出成形品の設計パラメータ決定において、射出成形時の圧力状態に影響する設計パラメータ、該設計パラメータの設計条件、圧力状態に関する目的関数、および、目的条件をそれぞれ設定すると共に、成形品の形状を複数の微小要素に分割した計算用モデルを作成し、成形条件および計算用モデルを用いた解析とこの解析結果における目的関数の解析値の算出を、設計パラメータを変更しながら、目的関数の解析値が所望の範囲内に収まって、射出成形に関する圧力状態が適正であると判定されるまで繰り返し計算する。
請求項(抜粋):
射出成形品の設計パラメータ決定方法であって、(1)前記射出成形品を最適化する設計パラメータを選択する設計パラメータ設定工程と、(2)前記設計パラメータの設計条件を設定する設計条件設定工程と、(3)射出成形シミュレーションで得られる解析値を目的関数として設定する目的関数設定工程と、(4)前記圧力に関する目的関数が適正となる目的条件を設定する目的条件設定工程と、(5)前記成形品およびランナーの形状を複数の微小要素に分割した計算用モデルを作成する計算用モデル作成工程と、(6)前記設計パラメータおよび前記計算用モデルを用いて、前記目的関数の解析値を算出する射出成形シミュレーション工程と、(7)前記目的関数の解析値が前記目的条件を満たしているか否かを判定する判定工程と、(8)前記目的関数の解析値が前記目的条件を満たしていない場合に、前記設計パラメータを前記設計条件の範囲内で変更する設計パラメータ制御工程と、(9)初期に設定したゲート点数において、前記目的関数の解析値が前記目的条件を満たしておらず、且つ、所望する計算回数または計算時間を超えた場合に、この工程までに得られている前記設計パラメータの中で最も前記目的条件に近いものを選択する仮最適条件選択工程と、(10)前記選択した仮最適条件を用いた射出成形シミュレーションで得られる、成形時の金型内圧力分布において、圧力が低い領域の中心付近に新たにゲートを追加するゲート追加工程と、(11)前記ゲート追加工程で追加したゲートを前記設計パラメータに追加する設計パラメータ再設定工程と、(12)前記選択した仮最適条件を用いた射出成形シミュレーションで得られる成形時の金型内圧力分布の圧力が低い領域を、前記ゲート追加工程で追加したゲートの位置探索範囲として採用して、前記設計条件を再設定する設計条件再設定工程とを含み、前記判定工程において前記解析値が前記目的条件を満たしていると判定されるまで、少なくとも前記(6)〜(12)の各工程を繰り返すことを特徴とする射出成形品の設計パラメータ決定方法。
IPC (2件):
B29C 45/76 ,  G06F 17/50 680
FI (2件):
B29C 45/76 ,  G06F 17/50 680 C
Fターム (7件):
4F206AM23 ,  4F206JA07 ,  4F206JL09 ,  4F206JP30 ,  5B046AA05 ,  5B046DA02 ,  5B046JA09
引用特許:
審査官引用 (5件)
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