特許
J-GLOBAL ID:200903096103282414

多室用換気システム

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-023988
公開番号(公開出願番号):特開平8-219507
出願日: 1995年02月13日
公開日(公表日): 1996年08月30日
要約:
【要約】【目的】 単一の又は少ないセンサで、多数の室の中から、空気質の悪化した室を特定し、最適の換気を行うと共に、ダクトを不要にする。【構成】 換気コントローラ9は、常時は、換気すべき複数の室31〜34のVAVダンパ51〜54に対して、1つずつ、順番にかつ循環して、所定時間だけ開度を大きく設定調節しては元に戻すという給気風量循環アップ制御を行う。いま、ある室のVAVダンパの開度を大きく設定調節したときに、換気扇(集中換気装置)7の室にある多機能センサ8の検出値が急激に変化し始めたとき、その室の給気風量を個別的に増加したため、その室の汚染空気が多量に多機能センサ8のまわりを通流することになったからだと考える。そこで、換気コントローラ9は、多機能センサ8の検出値が元に戻るまで、その室のVAVダンパの開度をさらに大きく設定調節するという給気風量非常アップ制御を行う。
請求項(抜粋):
換気すべき複数の室に設けられ、屋外の空気をそれぞれの室に供給するための複数の給気口と、これら複数の給気口に取り付けられ、開度を変えることでそれぞれの前記室への給気風量を調節する複数の変風量手段と、前記複数の室の室内空気を屋外に強制的に排出するための排気用ファン装置と、前記複数の室に端を発した室内空気が前記排気用ファン装置によって排出される過程で通流する換気経路上の任意の箇所に設けられ、該室内空気の空気質を監視し、空気質の状態に応じた検出値を出力するセンサ部と、該センサ部から供給される検出値に基づいて、任意の室の前記変風量手段の開度を制御して当該室への給気風量を調節する制御手段とからなる多室用換気システムであって、前記制御手段は、前記複数の室の変風量手段に対して、1つずつあるいは幾つかずつ、順番にかつ循環して、所定時間だけ開度を大きく設定しては元の状態に戻す給気風量循環アップ制御を行うと共に、任意の1つ又は幾つかの前記室の変風量手段の開度を大きく設定調節したことに起因して、前記センサ部から供給される検出値が変化したときには、少なくとも前記センサ部の検出値が元に戻り始めるまで、当該室の変風量手段の開度をさらに大きく設定調節する給気風量非常アップ制御を行うことを特徴とする多室用換気システム。

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