特許
J-GLOBAL ID:200903096106072658
パケット交換システムのルーティング方式
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
井桁 貞一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-136941
公開番号(公開出願番号):特開平9-321795
出願日: 1996年05月30日
公開日(公表日): 1997年12月12日
要約:
【要約】【課題】本発明は複数のパケット交換機と回線から構成されるパケット交換システムにおけるルーティング方式に関し、各パケット交換機間の通信を最適ルートで行なうルーティングテーブルを自動的に生成し、通信を効率的に行なうパケット交換システムのルーティング方式を実現することを目的とする。【解決手段】隣接するパケット交換機に転送遅延測定パケットを送出し、転送時間を測定する転送遅延時間測定部と、転送遅延測定パケットを受信し、優先ルーティングテーブルを参照して他のパケット交換機への最小の転送遅延時間を転送遅延測定パケットに挿入して返送するルーティング情報抽出部と、実測した転送遅延時間と、受信したデータ中の転送遅延時間の和をとり総転送遅延時間とし、優先ルーティングテーブルを生成するルーティング情報管理部と、最適ルートを選択するルーティング処理部を設けて構成する。
請求項(抜粋):
複数のパケット交換機と、該パケット交換機間を相互に接続する複数の回線からなるパケット交換システムにおいて、前記パケット交換機(Ni)に、隣接する全てのパケット交換機(Nj、j=1を除く)に対して、転送遅延測定パケットを送出し、該パケット交換機(Nj)から折り返された転送遅延測定パケットを受信し、転送時間を測定する転送遅延時間測定部と、前記パケット交換機(Nj)にて対向するパケット交換機(Ni)から転送遅延測定パケットを受信したとき、優先ルーティングテーブルに保持している他のパケット交換機(Nk、k=i、jを除く)に対する転送遅延時間を参照し、最小の転送遅延時間を抽出し、転送遅延測定パケットに挿入して返送するルーティング情報抽出部と、前記転送遅延時間測定部で測定した転送遅延時間と、受信した転送遅延測定パケット中に設定された転送遅延時間の和をとり総転送遅延時間とし、方路ごとの総転送遅延時間を優先ルーティングテーブルとして蓄積するルーティング情報管理部と、発呼要求が発生したとき、前記優先ルーティングテーブルを参照して、総転送遅延時間が最小となるルートを選択するルーティング処理部を設け、パケット交換機(Ni)からパケット交換機(Nk)へのルーティングを、隣接パケット交換機(Nj)へ転送遅延測定パケットを転送して測定した転送遅延時間と隣接パケット交換機(Nj)が優先ルーティングテーブルに保持している着信パケット交換機(Nk)への転送遅延時間を加算した総転送遅延時間が最小となる方路を選択して実行することを特徴とするパケット交換システムのルーティング方式。
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