特許
J-GLOBAL ID:200903096152499780

オープンエンド精紡機の糸継ぎ時の始紡制御方法及び糸継ぎ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-004273
公開番号(公開出願番号):特開平9-195131
出願日: 1996年01月12日
公開日(公表日): 1997年07月29日
要約:
【要約】【課題】 糸継ぎ時における紡績ユニット毎のロータの加速状態及びパッケージの大きさの差異を配慮して、継ぎ部の品質変化(太斑)を抑制する。【解決手段】 糸継ぎ時にロータの加速途中でボビンに巻かれた糸の糸端がロータ内に逆送され、ロータの繊維集束部の繊維束と接合した後、ボビンが巻取り方向に回転されてロータ内から糸が引き出される。始紡作業時におけるスライバ供給開始、糸逆送開始、スライバ供給再開及び糸巻取り開始の各時期がロータ回転速度を基準に予め設定される。ロータの回転速度がスライバ供給開始時の所定の値に達するまでの所要時間が測定されてロータの加速状況が把握され、ロータが基準より大きな加速状態であれば糸逆送速度が基準値より速くなるように制御される。スライバ供給の停止はフィードローラの回転量が所定の値となった時に、糸逆送の停止はデリベリローラの回転量が所定の値となった時に行われる。
請求項(抜粋):
機台に沿って移動する糸継ぎ機を備え、糸継ぎ時にロータの定常運転速度までの加速途中でボビンに巻かれた糸の糸端をロータ内に逆送してロータの繊維集束部に集束した繊維束と接合した後、ボビンを糸巻取り方向に回転してロータ内から糸を引き出すオープンエンド精紡機の糸継ぎ時の始紡方法において、スライバ供給開始時、糸逆送開始時、スライバ供給再開時及び糸巻取り開始時のロータ回転速度をそれぞれ予め所定の値に設定し、ロータの回転速度が零からスライバ供給開始時の前記所定の値に達するまでの所要時間を測定してロータの加速状況を把握し、ロータが基準より大きな加速状態であれば糸逆送速度を基準値より速くなるようにするか、あるいは単位時間当たりのスライバ供給量を多くするように制御し、かつスライバ供給の停止をスライバ供給用のフィードローラの回転量が所定の値となった時に行い、糸逆送の停止をデリベリローラの回転量が所定の値となった時に行うようにしたオープンエンド精紡機の糸継ぎ時の始紡制御方法。
IPC (2件):
D01H 4/50 ,  D01H 4/44
FI (2件):
D01H 4/50 ,  D01H 4/44

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