特許
J-GLOBAL ID:200903096198534873

タイヤの空気圧低下警報装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-249120
公開番号(公開出願番号):特開平10-193931
出願日: 1997年09月12日
公開日(公表日): 1998年07月28日
要約:
【要約】【課題】 自動車の四つのホイールの有効ころがり半径について測定された変位からタイヤの空気圧低下を、直接・確実・安全に検知し、正確な警報を発するシステムを提供すること。【解決手段】 過剰な速度あるいは極めて遅い速度また制動や転回などの自動車運転条件が角変位センサーの出力から決定され、有効ころがり半径における変化について誤った決定をしないようにする。センサーからのデータで受諾可能と判断されたものは、各ホイールに対する変位値として積算されていく。変位値が所定値を超えたとき、前部のホイールペアーと後部のホイールペアーについて、積算変位値において検知された差異を比較する。ホイールペアー間の差異が、所定のベースラインメトリック値と比較して、過剰であった場合、タイヤの空気圧低下が検知される。検知された状態が積算されていくと、その状態が実際に存在するということが信頼できるようになり、その結果、自動車運転者に警報が出される。
請求項(抜粋):
自動車のタイヤの空気圧が低下したことを警報するタイヤの空気圧低下警報装置において、自動車の前部両側の空気タイヤを含むホイールおよび後部両側の空気タイヤを含むホイールのそれぞれに設けられ、各ホイールの回転に対応する出力信号を提供する角変位センサーと、前記センサーの信号を所定の周期にわたってサンプリングし、空気圧の低いタイヤの発生を決定するプロセッサー手段と、空気圧の低いタイヤの発生数が所定の発生数よりも多いことを前記プロセッサー手段が指示しているとき作動される警報手段とを含み、前記プロセッサー手段が、各ホイールに対する速度値、各ホイールに対する長手方向の加速度値、車両の前部のホイールペアーの横方向の加速度値、車両の後部のホイールペアーの横方向の加速度値、各ホイールの変位値、および、いくつかのサンプリング周期にわたる各ホイールの変位の積算値と所定の関係を有して、それに基づいたメトリック値を決定し、いずれかの速度値が所定の高速度限界または低速度限界の外側にあるとき、各ホイールの変位の決定を回避し、いずれかの長手方向加速度値が所定の最大加速度限界を超えたとき、各ホイールの変位の決定を回避し、前記横方向の二つの加速度値のうちの小さい方が所定の最大加速度限界を超えたとき、各ホイールの変位の決定を回避し、さらに、いずれかのホイールの変位の積算値が所定のしきい値を超えない間は、メトリック値の決定を回避するようにプログラムされている、タイヤの空気圧低下警報装置。

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