特許
J-GLOBAL ID:200903096233983945

転がり軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-331487
公開番号(公開出願番号):特開2001-152252
出願日: 1999年11月22日
公開日(公表日): 2001年06月05日
要約:
【要約】【課題】高振動、高荷重、高温条件下で使用される転がり軸受において、固定輪の早期剥離を防止して、軸受寿命を大幅に延長する。【解決手段】固定輪である外輪を例えばSUJ2で所定形状に形成する。焼入れおよび焼き戻しにより、マトリックス固溶炭素量を0.10重量%以上0.40重量%以下にする。マトリックス固溶炭素量[C]M は下記の式で表される。[C]M =(100×[C]t -[θ]×[C]θ)/(100-[θ])この式中、「[C]t 」は、使用する鉄鋼材料の炭素含有率(重量%)であり、「[θ]」は、焼入れおよび焼き戻し後の固定輪に含まれるセメンタイトの含有率(重量%)であり、「[C]θ」は、セメンタイトの炭素含有率(重量%)である。
請求項(抜粋):
少なくとも固定輪(内輪および外輪のうち使用時に固定側とする軌道輪)は、合金成分として、炭素(C)を0.15重量%以上1.20重量%以下の含有率で、珪素(Si)を0.1重量%以上1.4重量%以下の含有率で、マンガン(Mn)を0.15重量%以上1.3重量%以下の含有率で、クロム(Cr)を0.4重量%以上18.0重量%以下の含有率で、それぞれ含む鉄鋼材料で所定形状に形成された後に、焼入れおよび焼き戻しを施すことにより得られ、下記の(1)式で表されるマトリックス固溶炭素量([C]M 、単位:重量%)が0.10以上0.40以下となっていることを特徴とする転がり軸受。[C]M =(100×[C]t -Σ([MC]×[C]MC))/(100-Σ[MC]) ....(1)(式中、「[C]t 」は、使用する鉄鋼材料の炭素含有率(重量%)である。「[MC]」は、焼入れおよび焼き戻し後の鋼に含まれる各炭化物の含有率(重量%)である。「Σ[MC]」は、焼入れおよび焼き戻し後の鋼に含まれる全ての炭化物の含有率の和(重量%)である。「[C]MC」は、各炭化物中の炭素含有率(重量%)である。「Σ([MC]×[C]MC)」は、焼入れおよび焼き戻し後の鋼に炭化物として含まれている炭素の合計含有率を示す。)
IPC (5件):
C21D 9/40 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/18 ,  F16C 33/62
FI (5件):
C21D 9/40 Z ,  C22C 38/00 301 Z ,  C22C 38/00 302 Z ,  C22C 38/18 ,  F16C 33/62
Fターム (21件):
3J101AA02 ,  3J101AA32 ,  3J101AA54 ,  3J101BA54 ,  3J101BA70 ,  3J101DA03 ,  3J101EA02 ,  3J101EA03 ,  3J101EA63 ,  3J101FA31 ,  3J101GA21 ,  4K042AA22 ,  4K042BA03 ,  4K042BA04 ,  4K042CA06 ,  4K042CA08 ,  4K042CA10 ,  4K042CA13 ,  4K042DA01 ,  4K042DA02 ,  4K042DC02

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