特許
J-GLOBAL ID:200903096234488530

適応制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-009426
公開番号(公開出願番号):特開平7-219602
出願日: 1994年01月31日
公開日(公表日): 1995年08月18日
要約:
【要約】【目的】 制御性能を向上すると共に定常偏差を無くし、かつ、相互干渉の強い多変数系の制御対象に対しても制御性能を向上できるようにする。【構成】 プロセス1の制御量yを目標値rに追従させることを目標とした多変数系において、制御量yと目標値rとの制御偏差e(t) 50をループゲイン調節部52に入力する。このループゲイン調節部52の指定可能なゲインαにより、制御偏差の無次元化ができる。上記ループゲイン調節部52の出力を可変リセット型の積分部120に入力すると共に、可変ゲインK(t)56を乗算する乗算器54を介して位相進み補償器121に入力する。上記乗算器54、積分部120、位相進み補償器121の出力を加算器57で加算して操作量u(t)3とし、プロセス1に入力する。上記積分部120は、制御偏差e(t) 50がある限り、積分機能により操作量u(t)3を修正し、定常偏差を徐々に零とする。
請求項(抜粋):
プロセスの制御量yを目標値rに追従させることを目標とした多変数系の適応制御装置において、上記プロセスの制御量yと目標値rとの制御偏差を求める手段と、上記制御偏差を入力としてループゲインを調節するループゲイン調節部と、このループゲイン調節部の出力値と可変ゲインを乗算する乗算手段と、この乗算手段の出力値が入力される位相進み補償器と、上記ループゲイン調節部の出力値が入力される可変リセット型の積分部と、上記乗算手段、位相進み補償器及び積分部の出力を加算してプロセスの操作量を得る加算手段と、上記可変ゲインの値は、基本的には上記制御偏差を入力とし比例ゲイン倍した値の自乗値と、この自乗値を一次遅れ特性要素を介して得られる値の両方の値を加算した制御値z(t) を他の系に供給すると共に、自分自身の系統にも他の系の制御値z(t) を加算して得た中間変数Ke(t)と関連づけ、指定した最大値と最小値の範囲内で求める可変ゲイン算出手段と、上記中間変数Ke(t)が大きくなるに従って上記可変ゲイン算出手段の入力値を減らすフィードバック手段とを具備したことを特徴とする適応制御装置。

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