特許
J-GLOBAL ID:200903096243500470
インクジェットヘッドの製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
松田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-038442
公開番号(公開出願番号):特開平8-230195
出願日: 1995年02月27日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【目的】 射出精度の高いインクジェットヘッドを安価に製造する。【構成】 流路基板3の板厚方向に複数のノズル孔6が設けてある。流路基板は入り口側31をメッキ不能なプラスチック材とし、射出口側32をメッキ可能なプラスチック材とする2色成形によって成形する。流路基板3を脱脂、エッチング、キャタライザー、アクセレーターの順に処理してから無電解メッキ処理を施して射出口部6bにのみメッキ層9を形成する。このとき、入り口部6aのノズル孔の内面は一連の処理によって活性化され、親水性が高くなっているため、インク滴射出の際のインクの導入を促進する。メッキ処理終了後にこれを洗浄し、フッ素系電着塗装によってメッキ層9の表面に撥水性物質層10を形成する。これにより、射出口側32のノズル孔は撥水性が高くなっているので、インク滴射出の際のインクの分離が容易となるのでインク滴の直進性を高くすることができる。
請求項(抜粋):
板厚方向に貫通する複数のノズル孔を有する流路基板を二色成形によって成形してなるインクジェットヘッドの製造方法であり、上記二色成形は、上記ノズル孔の射出口側をメッキ可能なプラスチック材とし、入り口側をメッキ不能なプラスチック材とする組み合わせによって行われ、上記ノズル孔の内面に親水性付与処理を施した後に、上記ノズル孔の上記射出口側の内面にのみ撥水性物質層を形成する工程を含むことを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
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