特許
J-GLOBAL ID:200903096246912427

熱硬化型ポリイミド樹脂組成物と熱硬化品およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-338056
公開番号(公開出願番号):特開平6-157887
出願日: 1992年11月24日
公開日(公表日): 1994年06月07日
要約:
【要約】【目的】 高耐熱性等の優れた特性を維持しながら、靱性、可撓性、接着性等の機械的特性等にも優れた熱硬化型ポリイミド樹脂組成物、その熱硬化品およびこの熱硬化品の製造方法を提供する。【構成】 組成物は、多官能不飽和イミドと、このイミドとの相溶域を有するポリアリレートおよびポリカーボネートのうちの少なくとも1種の熱可塑性樹脂と、OH当量が5000g/eq以上の多官能不飽和化合物からなる架橋剤とを必須成分として含むものであり、この組成物を原料として用い、その多官能不飽和イミドと熱可塑性樹脂とを相溶させた後、前記多官能不飽和イミドを熱硬化させることにより、ポリイミドが主なる組成の相と熱可塑性樹脂が主なる組成の相とに分離させ、これら両分離相がともに連続して規則正しく絡み合った構造を形成している熱硬化品を得る。
請求項(抜粋):
下記一般式化1で表される多官能不飽和イミドと、熱可塑性樹脂と、架橋剤とを必須成分として含む熱硬化型ポリイミド樹脂組成物において、前記熱可塑性樹脂が前記多官能不飽和イミドとの相溶域を有するポリアリレートおよびポリカーボネートのうちの少なくとも1種であり、前記架橋剤が、下記一般式化2および3で表され、かつ、OH当量が5000g/eq以上である多官能不飽和化合物のうちの少なくとも1種であることを特徴とする熱硬化型ポリイミド樹脂組成物。【化1】(式化1中、Dは炭素-炭素間の二重結合を含む2価の基を表し、R1 は2官能以上の有機基を表し、x1 は2以上の整数を表す。)【化2】(式化2中、R2 はHまたはCH3 基を表し、R3 は少なくとも1個の芳香環を有する2官能以上の有機基を表し、x2 は2以上の整数を表す。)【化3】(式化3中、R4 は-CH2 -基または-CH2 -O-基を表し、R5 は少なくとも1個の芳香環またはトリアジン環を有する2官能以上の有機基を表し、x3は2以上の整数を表す。)
IPC (5件):
C08L 67/03 LPB ,  C08F220/40 MNE ,  C08F283/02 MQS ,  C08L 69/00 KKJ ,  C08L 69/00 KKK

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