特許
J-GLOBAL ID:200903096252013183

剛性および耐熱性に優れた展伸用アルミニウム合金

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-326518
公開番号(公開出願番号):特開平8-176715
出願日: 1994年12月28日
公開日(公表日): 1996年07月09日
要約:
【要約】【目的】 自動車、鉄道車両、船舶等輸送分野における、エンジン部品等の機械部品用材料として150°C以上の高温雰囲気下で使用される剛性および耐熱性に優れた展伸用アルミニウム合金を提供すること。【構成】 本発明は、サイズを制御したSi分散組織を付与することにより加工性を確保しながら高ヤング率化を図るとともに、Cu,Mgの析出強化元素を含有し、さらにFe,Niの高温強度向上に寄与する元素、並びに必要に応じて高温での回復・再結晶抑制効果を有するMn,Zr,Vを共存させることを主な特徴とするものであり、このような成分組成とすることにより、剛性ならびに耐熱性に優れたアルミニウム合金が得られる。【効果】 本発明合金は、200°Cの高温においても205N/mm2 以上の耐力を発揮するとともに、73GPa以上の高いヤング率を有する。従って、コンロッド等の自動車用エンジン部品をはじめとする高温環境下で使用される機械部品に非常に適した材料となり得る。
請求項(抜粋):
重量%で、Si:14.0 〜 20.0%Cu: 1.5 〜 4.0%Mg: 1.0 〜 2.0%Fe: 0.3 〜 1.4%Ni: 0.5 〜 1.5%Ti: 0.04 〜 0.2%を含有し、残部がAlおよび不可避不純物からなり、25μm以下のSi相の分散組織を有することを特徴とする剛性および耐熱性に優れた展伸用アルミニウム合金。

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