特許
J-GLOBAL ID:200903096291375432
モノパルスレーダ装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
高田 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-261203
公開番号(公開出願番号):特開平7-113862
出願日: 1993年10月19日
公開日(公表日): 1995年05月02日
要約:
【要約】【目的】 モノパルス方式を用いたレーダによる単一目標追尾モードにおいて、アンテナビーム内に複数目標が存在する場合、自動でRAM処理を実行可能で、複数目標を分離できた場合、1目標を決定し単一目標追尾処理を実行可能であり、分離できなかった場合、1目標だけは角度情報を得て、追尾処理を実行可能なモノパルスレーダ装置を得る。【構成】 追尾誤差検出器内に、モノパルス比の虚部を計算する角度誤差検出器、及び複数目標の存在を判定する複数目標検出器を付加する。また、データ処理器内に、RAM処理への遷移命令を自動で目標検出器へ送る機能、複数目標を分離できた場合、追尾する1目標を決定する機能、及び複数目標を分離できなかった場合、1目標の角度情報を得られるようビーム指向角度を制御する機能を付加する。
請求項(抜粋):
特定方向の空間に送信波を放射し、反射波を受信するアンテナと、上記アンテナのビームの指向を制御するビーム制御器と、送信波を発生する励振機と、上記アンテナへ送信部から信号を供給し、受信信号を受信検波部へ供給するサーキュレータと、受信信号をディジタルビデオ受信信号へと変換する受信機と、目標の距離を決定するレンジビン数算出器と、目標の速度を決定するドップラビン数算出器と、上記レンジビン数算出器とドップラビン数算出器を有する目標検出器と、上記ディジタルビデオ受信信号からレンジエラーを計算する距離誤差検出器と、上記ディジタルビデオ受信信号からドップラエラーを計算する速度誤差検出器と、上記ディジタルビデオ受信信号のモノパルス和チャンネルとモノパルス差チャンネルから、モノパルス比の実部であるアングルエラーと、モノパルス比の虚部であるエクステント(複数目標の角度方向の広がり)を計算する角度誤差検出器と、アンテナビーム内の複数目標の存在を判定する複数目標検出器と、上記距離誤差検出器、速度誤差検出器、角度誤差検出器及び複数目標検出器を有する追尾誤差検出器と、信号処理により得られた目標の情報を処理し上記励振機へ制御信号を送り、アンテナビーム内に複数目標が検出された場合、距離差、あるいは速度差によって複数目標を分離するRAM(Raid Assessment Mode)処理への遷移命令を自動で上記目標検出器へ送り、単一目標追尾時に、アンテナビーム内に検出された複数目標のうちで、捜索処理から単一目標追尾処理へ遷移後、RAM処理を実行するまで追尾していた目標に近いほうを追尾するためのビーム指向角度データを上記ビーム制御器へ送り、かつ追尾を実行する目標を中心とする新たな処理ゲートを信号処理器内の目標検出器に設ける機能を有し、RAM処理にてアンテナビーム内の複数目標を分離できなかった場合には、1目標のみの角度情報(アングルエラー)を得られるようなビーム指向角度データをビーム制御器へ送る機能を有するデータ処理器と、上記目標検出器、追尾誤差検出器及びデータ処理器を有する信号処理器と、上記データ処理器から出力される目標情報を表示する表示器とを備えたことを特徴とする、モノパルスレーダ装置。
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