特許
J-GLOBAL ID:200903096326230971

核磁気共鳴診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 多田 公子 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-263326
公開番号(公開出願番号):特開2000-083920
出願日: 1998年09月17日
公開日(公表日): 2000年03月28日
要約:
【要約】【課題】 MRI装置自身の発生する高周波ノイズの影響を最小にし、偽像のない高質の画像を得ると共に、装置の設置環境によらず安定的にノイズ影響を受けないMRI装置の構造を提供する。【解決手段】 シールドルーム1に設置されるラインフィルターユニット7と傾斜磁場電源8とを一体化して一つの筐体に収納し、この筐体をシールドルームの壁に取付け、この一体化筐体をシールドルームの電磁波遮蔽導体と電気的にも一体化する。更に、一体化筐体には、信号増幅器9と電力増幅器10を組み込んでもよい。ノイズ源からラインフィルターユニット7を経てノイズ源に戻る線路インピーダンスを最小にし、装置自身がノイズ源である高周波ノイズがMRIの受信信号に混入するのを防止する。これにより偽像のない高質な画像が得られる。また、複数の機器の筐体を一体化することで機器構成が単純化され、設置面積の縮減もできる。
請求項(抜粋):
被検体の置かれる空間に静磁場を発生する磁石、前記静磁場空間内に傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイル、前記被検体に高周波磁場を照射する照射コイルおよび前記被検体から発生する核磁気共鳴信号を受信する受信コイルを含む計測系と、前記傾斜磁場コイルを駆動する傾斜磁場電源、前記照射コイルに電流を供給する高周波増幅器および前記受信コイルが検出した信号を増幅する信号増幅器を含む信号・電力増幅系と、前記傾斜磁場電源、前記高周波増幅器および前記信号増幅器をそれぞれ制御するとともに前記核磁気共鳴信号をもとに前記被検体の断層像を再構成する信号処理系とを備え、前記計測系の各要素を電磁波遮蔽導体からなるシールドルーム内に配置し、前記計測系の各要素と前記信号・電力増幅系の各要素とを接続する信号ライン間に、前記電磁波遮蔽導体に接続されたラインノイズ除去手段を挿入してなる核磁気共鳴診断装置において、前記シールドルームは前記電磁波遮蔽導体と機構的且つ電気的に接続された筐体を備え、前記筐体内に前記信号・電力増幅系の少なくとも1の要素と前記ラインノイズ除去手段を一体的に収納したことを特徴とする核磁気共鳴診断装置。
IPC (2件):
A61B 5/055 ,  G01R 33/42
FI (3件):
A61B 5/05 362 ,  A61B 5/05 376 ,  G01N 24/02 540 Z
Fターム (6件):
4C096AA02 ,  4C096AB07 ,  4C096AB48 ,  4C096AD02 ,  4C096AD19 ,  4C096FC01

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