特許
J-GLOBAL ID:200903096391221696

沸騰冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-239751
公開番号(公開出願番号):特開平11-083358
出願日: 1997年09月04日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 沸騰冷却装置1内の冷媒循環経路に生じる総圧力損失を低減させて、バーンアウトを生じにくくさせる。【解決手段】 沸騰冷却装置1は、冷媒槽2、放熱器3、この2つを連結する連結部4からなる。この連結部4の内部は、冷媒槽2の蒸気通路2aで発生した冷媒蒸気を放熱器3の流入側連通部3aへ導く流入室4aと、放熱器3で凝縮した凝縮液を冷却槽2の凝縮液通路2bへ導く流出室4bとに、仕切部材20によって仕切られている。この仕切部材20を流入側連通部3aへ傾斜して設けることで、流入室4aを流れる冷媒蒸気の流れがスムーズになり、流入室4aの通過時に生じる圧力損失を抑えることができ、結果的に総圧力損失が低減して、バーンアウトが生じにくくなる。
請求項(抜粋):
発熱体の熱を受けて気化する冷媒が内部に収容される冷媒槽と、この冷媒槽で沸騰気化した蒸気冷媒を放熱する放熱器と、前記冷媒槽と前記放熱器とを連結する連結部と、を備える沸騰冷却装置であって、前記冷媒槽は、熱を受けて気化した蒸気冷媒が流出する蒸気通路、前記放熱器で液化した凝縮液が流入する凝縮液通路、および前記蒸気通路と前記凝縮液通路とを連通する連通路を備え、前記放熱器は、冷媒の流入側に設けられる流入側連通部、冷媒の流出側に設けられる流出側連通部、前記流入側連通部と前記流出側連通部とを連通する冷媒通路を備え、前記連結部は、前記蒸気通路に通じる流入室と前記凝縮液通路に通じる流出室とに内部を区画する仕切部材を有し、この仕切部材は、少なくとも前記流入室側の面が、前記流入側連通部の側に傾斜して設けられたことを特徴とする沸騰冷却装置。

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