特許

J-GLOBAL ID：200903096410479624

蒸発燃料放出防止装置の異常診断装置

発明者： 北村 徹 ,  小林 誠 ,  鈴木 武 ,  市谷 寿章 ,  石黒 哲矢
出願人/特許権者： 本田技研工業株式会社
代理人 (1件)： 新井 孝治
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2000-006578
公開番号（公開出願番号）：特開2001-193580
出願日： 2000年01月14日
公開日（公表日）： 2001年07月17日
要約：

【要約】【課題】 燃料タンク内を常時負圧に維持することにより、蒸発燃料の放出を防止するタイプの蒸発燃料放出防止装置の異常を、燃料タンク内圧力の負圧状態を維持しつつ診断し、エネルギの無駄をなくすことができる異常診断装置を提供する。【解決手段】 蒸発燃料通路20を開閉するタンク圧制御弁30を閉弁状態に維持し、チャージ通路31を開閉するチャージ制御弁36と大気通路37を開閉するベントシャット弁38とを同時に開弁状態とすることなく、チャージ制御弁36,パージ制御弁34及びベントシャット弁38の少なくとも一つの開閉状態を変化させることにより異常診断を行う。

請求項（抜粋）：

燃料タンクと、該燃料タンク内に発生する蒸発燃料を吸着するキャニスタと、該キャニスタと前記燃料タンクとを接続するチャージ通路と、前記キャニスタと内燃機関の吸気系とを接続するパージ通路と、前記キャニスタを大気に開放する大気通路と、前記燃料タンクと前記吸気系とを接続する蒸発燃料通路と、前記チャージ通路の途中に設けられ、該チャージ通路を開閉する第1制御弁と、前記パージ通路の途中に設けられ、該パージ通路を開閉する第2制御弁と、前記大気通路の途中に設けられ、該大気通路を開閉する第3制御弁と、前記蒸発燃料通路の途中に設けられ、該蒸発燃料通路を開閉する第4制御弁と、少なくとも前記内燃機関の運転中は、前記燃料タンク内の圧力を大気圧より低い所定の圧力に維持するように前記第4制御弁の開度を制御する制御手段とを備える蒸発燃料放出防止装置の異常診断装置において、前記燃料タンク内の圧力を検出するタンク内圧検出手段と、該タンク内圧検出手段の出力に基づいて、前記蒸発燃料放出防止装置の異常を診断する異常診断手段とを備え、前記制御手段は、前記異常診断手段による異常診断中は、前記第4制御弁を閉弁状態に維持し、前記異常診断手段は、前記第1制御弁と第3制御弁とを同時に開弁状態とすることなく、前記第1、第2及び第3制御弁の少なくとも一つの開閉状態を変化させることにより異常診断を行うことを特徴とする蒸発燃料放出防止装置の異常診断装置。