特許
J-GLOBAL ID:200903096440572157

線状加熱による金属板の曲げ加工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂本 光雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-195132
公開番号(公開出願番号):特開平7-024534
出願日: 1993年07月12日
公開日(公表日): 1995年01月27日
要約:
【要約】【目的】 金属板の線状加熱による曲げ加工を熟練技術者に頼らずに実施可能とする。【構成】 初期形状と目的形状の幾何学的情報をインプットした後(ステップ1)、初期形状を有限要素法でメッシュ分割(ステップ2)し、分割形状を目的形状の上に写像させる(ステップ3)。初期形状を目的形状に強制的に弾性変形させ、各要素内の目的固有歪を求める(ステップ4)。求めた目的固有歪を、相似則で加熱し生成固有歪を実現する(ステップ5)。加熱条件と生成固有歪との定常的関係を求め、加熱条件が与えられたときの生成固有歪が求められるようにする(ステップ6)。ステップ5と6で求められた加熱方法により生成固有歪を目的形状に付与して曲げ加工する(ステップ7,8,9)。加工形状と目的形状との差を求め、差があれば、現在形状を初期形状に置換し、且つステップ4へ与えるデータを修正し、再加工する(ステップ10,11,12,13)。
請求項(抜粋):
金属板を初期形状から最終の目的形状に曲げ加工するために、先ず、初期形状と目的形状の幾何学情報をインプットし、初期形状に基づいて有限要素法のメッシュ分割を行って、その分割形状を目的形状の上に写像し、次いで、初期形状から目的形状まで強制的に変形させて目的固有歪分布を計算し、得られた目的固有歪分布を複数の加熱線によって生成される生成固有歪で表現すると共に、このとき加熱装置と被加工材の組合わせに対する加熱条件と生成固有歪との定量的関係を相似則を導入して求めるようにし、次に、各要素内での上記加熱線を連結して板全体の加熱線の位置、方向、加熱条件を定めて表示した後、加熱条件が与えられたときに求められた生成固有歪を初期形状に付与することによって曲り形状の確認のための線形シミュレーションを行った上で、金属板を加熱して曲げ加工を実行し、更に、加熱後の金属板の形状を計測して目的形状からの誤差を求め、誤差が許容値を超えていればそのときの形状を初期形状に置き換えさせるようにすると共に、上記誤差に基づき固有歪と弾性歪の配分データを修正させ且つ実績値として蓄積させるようにして、再度金属板の曲げ加工を行うことを特徴とする線状加熱による金属板の曲げ加工方法。
IPC (2件):
B21D 11/20 ,  B21D 5/01

前のページに戻る