特許
J-GLOBAL ID:200903096489509612

複動液圧シリンダ用電気液圧式監視装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 武久 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-517059
公開番号(公開出願番号):特表2003-507663
出願日: 2000年07月31日
公開日(公表日): 2003年02月25日
要約:
【要約】所定の複数の作動圧を維持する必要がある複動液圧シリンダのための電気液圧式監視装置において、これら作動圧を予め設定するため減圧弁が設けられている。減圧弁を用いて弁ばね(41)のプレストレスを調整することにより、所定の圧力を予め設定可能である。弁ばねはばね空間(137)内に配置されている。ばね空間(137)は、軸線方向へ移動可能に片側を調整スリーブ(46)によって縁取りされている。調整スリーブ(46)は、制限的な軸線方向のストローク範囲内で、マイクロスイッチの択一的な切換え位置が関連付けられている終端位置間を変位可能である。液圧シリンダにカップリングされるそれぞれの作動圧を検出するため、2つのセンサピストン(106,107)により画成され、それぞれ液圧シリンダの圧力室の1つと連通している2つのセンサ室が設けられている。これらセンサ室を択一的に圧力付勢または圧力除去することにより、調整スリーブは同じ終端位置へ押しやられる。
請求項(抜粋):
複動液圧シリンダ(11)用電気液圧式監視装置(10)であって、液圧シリンダ(11)が、シリンダピストンにより互いに境界付けられている2つの圧力室(19,21)を択一的に圧力付勢、圧力除去することにより、そのピストンおよびシリンダハウジングの択一的な変位配置構成に対応する2つの異なる作用位置で使用可能で、これら異なる作用位置において、安全等の理由から所定の作動圧を維持することが必要であり、所定の作動圧を予め設定するため減圧弁(38)が設けられ、減圧弁(38)を用いて、圧力供給装置の高い出口圧から、液圧シリンダ(11)のその都度の機能に割り当てられた圧力室にカップリング可能な所定の圧力を導出可能であり、この所定の圧力を、スピンドル駆動部を用いて弁ばね(41)のプレストレスを調整することにより予め設定可能であり、弁ばね(41)が加圧して排流される液圧システムの液圧流体内にあるばね空間(137)内に配置され、ばね空間(137)が片側を調整スリーブ(46)により軸線方向に可動に縁取りされ、調整スリーブ(46)がハウジング要素との係止作用により生じる択一的な個々の終端位置の間を軸線方向の制限的なストローク範囲(a)内で変位可能であり、上記終端位置には、液圧流体のないハウジング空間(122)内に配置されるスイッチ(117)の個々の択一的な切換え位置が関連しており、スイッチ(117)が調整スリーブと連動する操作要素(118)により操作可能であり、液圧シリンダにカップリングされる作動圧を検知するため、2つのセンサピストン(196,107)により画成され、それぞれ液圧シリンダの圧力室(19,21)の一方と連通している、軸線方向に移動可能な2つのセンサ室が設けられ、これら2つのセンサ室を択一的に圧力付勢、圧力除去することにより、電子スイッチ(117)の両切換え位置の一方と関連しているような終端位置へ調整スリーブを押しやるようにした、前記監視装置において、a)センサピストンがリングピストンとして構成され、半径方向外側において監視装置(10)のハウジングブロック(52)の中心貫通穴(51)に対し密封され、且つ半径方向内側において滑動案内管(66)の外側面(102)に対し密封されており、滑動案内管(66)が、中心貫通穴(51)の弁ばね(41)とは逆の側の端部部分の半径方向端部フランジ(78)により中心貫通穴851)に対し密封され、且つハウジングブロック(52)に対する軸線方向へのずれを阻止されていること、b)調整スリーブ(46)が筒状の容器状に構成され、その底部が弁ばね(41)のほうへ指向するよう配置され、隣接するセンサピストン(106)のほうへ指向する側壁部分(49’)が中心貫通穴(51)内を滑動するように移動可能に案内され、側壁部分(49’)の、中心貫通穴(51)内部に配置される環状端面(77)で、センサピストン(106)が軸線方向で支持可能であり、終端位置の間で可能な軸線方向における調整スリーブの変位ストローク(a)が、該調整スリーブの半径方向のリングフランジ(56)と互いに対向して配置されるハウジング側のリング状の端面(58,59)との係止作用により表わされ、調整スリーブが回動を阻止されていること、c)ねじスピンドル(47)が、調整スリーブ(46)の側壁内側で回転可能に且つ軸線方向に滑動可能に支持されている筒状容器形の滑動案内スリーブ(62)の底部側突出部として構成され、且つスピンドル駆動部のスピンドルナットの機能を果たす調整スリーブ(46)の底部(56)の貫通ねじ穴(62)にねじ込み可能に案内され、且つその自由端によって、弁ばね(41)を緊張させるために軸線方向へ移動可能なばねカラー(42)の中心部に係合すること、d)滑動案内管(66)内の中心部に調整軸が回転可能に支持され、調整軸が滑動案内スリーブ内へ軸線方向に突出する突出部(69)を有し、突出部(69)が、滑動案内スリーブを調整軸と回転可能に且つ形状拘束的に連結させるために設けられる半径方向の連結要素(71)を備えていること、e)中心貫通穴(51)の内部で調整スリーブ(46)によって縁付けされた内部空間と、調整スリーブの半径方向外側のフランジ(57)を内設した、半径方向に拡大されたハウジング空間(133)とが、弁ばね(41)とばねカラー(42)とを収容しているハウジング空間(137)と連通していること、f)マイクロスイッチ(117)の操作要素(118)が細い棒材として構成され、細い棒材は、液圧流体のないマイクロスイッチ(117)の受容空間と調整スリーブ(46)の半径方向の外側フランジ(57)を受容している環状空間(133)との間に延びているハウジングブロック(52)の穴(128)であって、その中心軸線(127)がハウジング(52,48)の中心縦軸線(54)に平行に延びている前記穴(128)内へ滑動移動可能に且つこの穴(128)に対し密封して配置され、且つアンカーヘッド(136)と調整スリーブ(46)のリングフランジ(57)のアンカーナット(134)との形状拘束的な係合により調整スリーブ(46)と引張り応力および剪断応力に耐えうるように連動可能に連結されていること、を特徴とする前記監視装置。
Fターム (4件):
3H002BA02 ,  3H002BB06 ,  3H002BC01 ,  3H002BD04
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭59-086778

前のページに戻る