特許
J-GLOBAL ID:200903096560460000

溶融めっき線の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-155365
公開番号(公開出願番号):特開平8-003713
出願日: 1994年06月14日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】【目的】 従来の伸線加工工程と溶融めっき工程に於ける工程能力の大きな差に起因する生産効率の悪さの改善を図り、めっき厚さの偏りがなく、均一なめっき層を有する溶融めっき線の製造方法を提供する。【構成】 焼鈍,清浄化工程として、硬質被めっき銅母線1aを貯留巻枠2から繰り出し、還元性ガス雰囲気加熱炉3中を通過させ軟質被めっき銅母線1bとする。溶融めっき工程として、前記母線1bを溶融錫めっき浴4中に導き、次いで非酸化性ガス雰囲気5中にある溶融錫めっき浴表面6から垂直上方向に引き出し,空中冷却域7で溶融めっき層を凝固させ軟質溶融錫めっき銅母線1cとする。伸線加工工程として、前記めっき銅母線1cを伸線機8に導き,伸線加工し、硬質溶融錫めっき銅線1dとする。通電加熱工程として、前記めっき銅線1dを電流焼鈍装置10に導き,通電加熱を施し、軟質溶融錫めっき銅線1を製造し、巻枠11に巻き取る。
請求項(抜粋):
硬質被めっき母線を貯留巻枠から繰り出し、非酸化性或は還元性ガス雰囲気からなる加熱炉中を走行させ、該母線を焼鈍,軟質化させると共に表面清浄化を行い軟質被めっき母線とする焼鈍,清浄化工程;と、引き続いて前記軟質被めっき母線を溶融金属めっき浴中に導き、非酸化性ガス雰囲気中にある溶融めっき浴表面から垂直上方向に走行させて溶融めっきを施し、続いて冷却域を通過させ,溶融めっき層を固着して軟質溶融めっき母線とする溶融めっき工程;と、引き続いて前記溶融めっき母線を伸線機を通過させて伸線加工し、伸線仕上がり径に於けるめっき厚さが偏りのない0.5μm以上15μm以下の範囲内の均一溶融めっき層を有する硬質溶融めっき線とする伸線加工工程;と、更に引き続いて前記硬質溶融めっき線を電流焼鈍装置を通過させて通電加熱し、軟質溶融めっき線とする通電加熱工程;とからなることを特徴とする溶融めっき線の製造方法。
IPC (8件):
C23C 2/38 ,  B21C 1/00 ,  C21D 9/52 103 ,  C23C 2/08 ,  C23C 2/10 ,  C23C 2/26 ,  H01B 13/00 501 ,  H01L 21/60 301

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