特許
J-GLOBAL ID:200903096569027007
内燃機関の燃料供給制御装置における自己診断装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-326122
公開番号(公開出願番号):特開平5-163982
出願日: 1991年12月10日
公開日(公表日): 1993年06月29日
要約:
【要約】【目的】エアフローメータの検出誤差の影響を排除して、空燃比学習の結果から燃料供給系の異常診断を行わせる。【構成】基本燃料噴射量Tpと機関回転速度Neとに基づいて複数に区分される運転領域別に空燃比学習を行うシステムにおいて、前記複数の運転領域の中で吸入空気流量Qのレベルが略同じ2つの代表運転領域A,Bを設定する。そして、前記2つの代表運転領域A,Bそれぞれにおける空燃比学習値を比較し(S37)、学習値の偏差が所定値以上であるときには、エアフローメータの検出誤差ではなく燃料供給系の異常により大きな空燃比ずれが発生しているものと見做し、燃料供給系の異常発生を判別する(S38)。
請求項(抜粋):
機関の吸入空気流量を検出する流量検出手段と、機関の回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記検出された吸入空気流量と機関回転速度とに基づいて基本燃料供給量を設定する基本量設定手段と、機関吸入混合気の空燃比を検出する空燃比検出手段と、該空燃比検出手段で検出された空燃比と目標空燃比とを比較して実際の空燃比を前記目標空燃比に近づけるように前記基本燃料供給量を補正するための空燃比フィードバック補正値を設定するフィードバック補正手段と、機関負荷及び機関回転速度に基づき複数に区分された運転領域毎に前記基本燃料供給量を補正するための空燃比学習補正値を書き換え可能に記憶する記憶手段と、前記空燃比フィードバック補正値の目標収束値からの偏差を学習し、前記記憶手段の該当領運転領域に対応して記憶されている前記空燃比学習補正値を前記偏差を減少させる方向に修正して書き換える空燃比学習手段と、前記基本燃料供給量,空燃比フィードバック補正値及び前記記憶手段において該当運転領域に記憶されている空燃比学習補正値に基づいて最終的な燃料供給量を設定する燃料供給量設定手段と、該燃料供給量設定手段で設定された燃料供給量に基づいて燃料供給手段を駆動制御する制御手段と、を含んで構成された内燃機関の燃料供給制御装置において、前記記憶手段において吸入空気流量レベルが略同じである異なる2つの代表運転領域それぞれに対応する前記空燃比学習補正値の偏差を演算する学習偏差演算手段と、該学習偏差演算手段で演算された前記偏差の絶対値に基づいて燃料供給系の異常を診断する診断手段と、を含んで構成された内燃機関の燃料供給制御装置における自己診断装置。
IPC (2件):
F02D 41/14 310
, F02D 41/22 305
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