特許
J-GLOBAL ID:200903096593104110

高い分解力でイオントラップ中のイオンを分離する方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 丸山 敏之 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-542582
公開番号(公開出願番号):特表2000-511340
出願日: 1997年05月19日
公開日(公表日): 2000年08月29日
要約:
【要約】質量対電荷比の範囲を有する第1イオン群を分離するイオントラップ質量分析器の操作方法が開示されている。方法は複数の原子又は分子からイオンを生成し、トラッピング電圧をリング電極へ印加することによってイオンをトラッピングし、一対の端部キャップ電極へ励振電圧を印加し、励振電圧として第1、第2、第3励振部を有する広帯域励振波形であって、第1及び第3励振部は第1イオン群の殆んど全部と第1イオン群の少なくとも一種の質量対電荷比に略等しい質量対電荷比範囲を有する第2イオン群の殆んど全部とを除いてイオンを励振し、第1と第3励振部を印加して第1と第2イオン群の殆んど全部を除いたイオンを排出し、第2励振部を印加して第1イオン群の殆んど全部を除いたイオンを連続的に排出し、これによってイオントラップ中の第1イオン群を分離する。これに関連した装置も開示されている。
請求項(抜粋):
リング状電極と一対の端部キャップ電極を有するイオントラップにおいて、少なくとも一種の質量対電荷比を有する第1のイオン群を分離する方法であって、 複数の原因又は分子からイオンを生成し、 前記リング状電極のトラッピング電圧を加えてイオントラップ中のイオンをトラップし、 前記一対の端部キャップ電極に励振、電圧を印加し、第1、第2、第3励振部を有する広帯域の励振波形を励振電圧として使用し、第1と第3の励振部では、第1のイオン群の略全部を除くイオンと、質量対電荷比がおよそ第1のイオン群の質量対電荷比である第2のイオン群の、略全部を除くイオンを励振し、第2の励振部では第2のイオン群を励振し、 第1及び第2のイオン群の略全部を除くイオンを排出されるように第1及び第3の励振部を作用させ、 第1のイオン群の略全部を除くイオンが連続的に排出されるように第2の励振部を作用させ、これによってイオントラップ内の第1のイオン群を分離する。

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