特許
J-GLOBAL ID:200903096658771534
磁束密度が高い方向性電磁薄鋼板の製造方法
発明者:
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-062319
公開番号(公開出願番号):特開平7-268471
出願日: 1994年03月31日
公開日(公表日): 1995年10月17日
要約:
【要約】【目 的】 AlN 系インヒビターを含む0.23mm以下の薄手方向性電磁鋼板の製造において、仕上熱延条件に応じて後工程を適正化し、工場において高い磁束密度を有する方向性電磁薄鋼板を安定して製造できる方法の提案。【構 成】 電磁鋼スラブを熱間圧延する際に、熱間仕上圧延時の仕上圧延機入側温度を望ましくは1300°C以下とし、仕上圧延機出側の圧延速度を望ましくは600mpm以上に制御することにより、熱間圧延終了後の巻取った状態において、鋼板圧延方向および鋼板表面に平行に形成されたバンド状組織の板厚方向の平均厚wb(μm)を 5〜50μm とし、その範囲内でwbに応じて、最初の中間焼鈍前の累積冷延圧下率R1(%)を式(1)の如く設定する。0.015×(wb-5)2 +20≦R1≦ 0.015×(wb-5)2 +50 ・・・・・(1)
請求項(抜粋):
C:0.02〜0.10wt%、Si:2.0 〜4.5 wt%、Mn:0.02〜0.15wt%、酸化溶性Al:0.015 〜0.040 wt%およびN:0.0040〜0.0100wt%を含み、さらにSおよびSeのいずれか1種または2種を合計で0.008 〜0.080 wt%含有する電磁鋼スラブを熱間圧延した後、中間焼鈍をはさむ2回以上の冷間圧延を施して0.23mm以下の最終製品板厚とし、しかるのち脱炭焼鈍を施し、次いで鋼板表面にMgO を主成分とする焼鈍分離剤を塗布してから仕上焼鈍を施す一連の工程によって方向性電磁薄鋼板を製造する際に、熱間仕上圧延時の仕上圧延機入側温度と仕上圧延機出側の圧延速度を制御し、熱間圧延終了後の巻取った状態において鋼板圧延方向および鋼板表面に平行に形成されたバンド状組織の板厚方向の平均厚wb(μm)を5〜50μm とし、その範囲内で平均厚wbに応じて、最初の中間焼鈍前で(1)式から求めた累積冷延圧下率R1(%)で冷間圧延することを特徴とする磁束密度が高い方向性電磁薄鋼板の製造方法。 0.015×(wb-5)2 +20≦R1≦ 0.015×(wb-5)2 +50 ・・・・・(1)
IPC (2件):
前のページに戻る