特許
J-GLOBAL ID:200903096699583629

艶消し塗被紙の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野間 忠夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-207038
公開番号(公開出願番号):特開平6-073685
出願日: 1992年07月13日
公開日(公表日): 1994年03月15日
要約:
【要約】【目的】 艶消し塗被紙は、印刷後の製本工程等で印刷したインキが白紙部に転移する問題を抱えている。また通常印刷仕上がりの点で劣り、この点を改善するために行うカレンダー処理によって、嵩高さが損なわれることになる。以上の問題を解決し、優れた品質の艶消し塗被紙の製造法を確立する。【構成】 本発明は、艶消し塗被紙の製造に於いて、塗被前の原紙に低圧で軽度の加熱蒸気を付与し紙表面を加湿および加熱した後、100〜150°Cの範囲内でソフトカレンダー処理を行い、しかる後に、平均粒子径が0.5〜1.5μmの重質炭酸カルシウムを50〜95重量%およびカオリン5〜50重量%を含有する塗被組成物を原紙に塗被した後、JIS B 0651で定義される表面粗さ(Rmax)が2〜8μmであるマットロールにより100°C以上の高温で処理し、光沢度(JIS P-8142 75度白紙光沢度)が35%以下になるようにカレンダー仕上げすることにより、高品質の艶消し塗被紙を得るものである。
請求項(抜粋):
艶消し塗被紙の製造法に於いて、塗被前の原紙に低圧で軽度の加熱蒸気を付与し、紙表面を加湿および加熱した後、加熱温度を100〜150°Cの範囲内でソフトカレンダー処理を行い、しかる後に原紙に塗被する塗被液の顔料成分として、平均粒子径が0.5〜1.5μmの重質炭酸カルシウムを50〜95重量%とカオリン5〜50重量%とを含有する塗被組成物を原紙に塗被した後、JIS B 0651で定義される表面粗さ(Rmax)が2〜8μmであるマットロールにより100°C以上の高温で処理し、光沢度(JIS P-8142 75度白紙光沢度)を35%以下にカレンダー仕上げすることを特徴とする艶消し塗被紙の製造法。
IPC (2件):
D21G 1/00 ,  D21H 19/38

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