特許
J-GLOBAL ID:200903096718863727
位置検出方法
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (5件):
長谷川 芳樹
, 寺崎 史朗
, 黒川 朋也
, 阿部 豊隆
, 鈴木 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-019347
公開番号(公開出願番号):特開2004-233100
出願日: 2003年01月28日
公開日(公表日): 2004年08月19日
要約:
【目的】複数の移動基地局によって精度の高い移動通信端末の位置検出を効率良く行う。【解決手段】移動基地局11〜14のうちマスタ局11が移動通信端末15の存在セクタを検出する(S101)。次に、その存在セクタを囲んで初期配置(S102)された移動基地局11〜14それぞれに受信される移動通信端末15による位置検出信号の受信電力から、移動通信端末15の存在範囲を絞り込む(S104)。次に、その範囲で移動基地局11〜14によって推定される移動通信端末15の存在方向に基づいて移動通信端末15の推定位置を算出する(S105〜S106)。更に、その推定位置を中心に移動基地局11〜14の再配置及び移動を行い、移動基地局11〜14によって推定される移動通信端末15の存在方向に基づいて移動通信端末15の推定位置を算出する処理を所定の精度を得るまで繰り返す(S107〜S111)。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
複数の移動基地局により移動通信端末の位置を検出する位置検出方法であって、
前記複数の移動基地局のうちマスタ局が前記移動通信端末から送信される電波に基づいて、当該移動通信端末が存在するセクタを検出するセクタ検出ステップと、
前記マスタ局が、前記移動通信端末が存在するセクタの中心方向における前記マスタ局の通信エリア半径を直径とする円の円周上に、前記マスタ局の位置を基準として、当該マスタ局も含めた前記複数の移動基地局を等間隔に配置するための基地局初期配置情報を算出すると共に、前記複数のスレーブ局に当該基地局初期配置情報を送信し、前記複数のスレーブ局がそれぞれ当該送信された基地局配置情報に基づいて移動する初期配置ステップと、
前記複数の移動基地局がそれぞれ、前記円の中心にビームを向けて、前記移動通信端末から送信される電波を受信することによって当該電波の受信電力に関する受信電力情報を取得するとともに、前記複数の移動基地局のうち前記複数のスレーブ局が前記マスタ局に当該受信電力情報を送信する受信電力情報収集ステップと、
前記マスタ局が、当該マスタ局が取得した前記受信電力情報と前記複数のスレーブ局から送信された前記受信電力情報とに基づいて、前記移動通信端末の存在範囲を推定する存在範囲推定ステップと、
前記複数の移動基地局がそれぞれ、前記移動通信端末の存在範囲においてビームを走査することによって、前記移動通信端末から送信される電波の受信電力が最大となるビーム方向を検出し、当該受信電力が最大となるビーム方向を前記移動通信端末の存在方向として推定すると共に、前記複数の移動基地局のうち前記複数のスレーブ局がそれぞれ、当該移動通信端末の存在方向に関する方向情報を前記マスタ局に送信する第1の方向情報収集ステップと、
前記マスタ局が、当該マスタ局が取得した前記方向情報と前記複数のスレーブ局から送信された前記方向情報とのうち、任意の複数の方向情報を選択し、当該選択した複数の方向情報がそれぞれ取得された前記移動基地局の位置から、それぞれの方向情報に含まれる前記移動通信端末の存在方向に伸ばす方向線が交差する位置を、前記移動通信端末の推定位置として算出する第1の推定位置算出ステップと、
前記マスタ局が、前記複数の移動基地局のうち、前記移動通信端末の推定位置を算出するために用いた前記方向情報を取得した任意の一つの前記移動基地局の位置と前記移動通信端末の推定位置との距離を半径とし、前記移動通信端末の推定位置を中心とする円の円周上に、前記任意の一つの移動基地局を基準として、当該任意の一つの移動基地局も含めた前記複数の移動基地局を等間隔に再配置するための再配置情報を算出すると共に、前記複数のスレーブ局に当該再配置情報を送信し、前記マスタ局を含む前記複数の移動基地局がそれぞれ、当該再配置情報に基づいて移動する再配置ステップと、
前記再配置ステップにおいて再配置された前複数の記移動基地局が、前記移動通信端末の推定位置に向けて、一定距離移動する移動ステップと、
前記移動ステップにおいて前記複数の移動基地局がそれぞれ移動した位置において、前記移動通信端末の推定位置を中心にビームを走査することによって、前記移動通信端末から送信される電波の受信電力が最大となるビーム方向を検出し、当該受信電力が最大となるビーム方向を前記移動通信端末の存在方向として推定すると共に、前記複数の移動基地局のうち前記複数のスレーブ局がそれぞれ、当該移動通信端末の存在方向に関する方向情報を前記マスタ局に送信する第2の方向情報収集ステップと、
前記マスタ局が、前記第2の方向情報収集ステップにおいて、当該マスタ局が取得した前記方向情報と前記複数のスレーブ局から送信された前記方向情報とのうち、任意の複数の方向情報を選択し、当該選択した複数の方向情報がそれぞれ取得された前記移動基地局の位置から、それぞれの方向情報に含まれる前記移動通信端末の存在方向に伸ばす方向線が交差する位置を、前記移動通信端末の推定位置として算出する第2の推定位置算出ステップと、
前記マスタ局が、前記第2の位置推定ステップにおいて算出した前記移動通信端末の推定位置と過去に算出した前記移動通信端末の推定位置との差異が所定量以下であるか否かを判断する収束条件判断ステップと
を備え、
前記収束条件判断ステップにおいて前記差異が所定量以下である場合に、前記第2の位置推定ステップにおいて算出した最新の推定位置を前記移動通信端末の最終的な推定位置とし、前記差異が所定量より大きい場合に、最新の前記移動通信端末の推定位置と過去の前記移動通信端末の推定位置との差異が所定量以下となるまで、前記再配置ステップと前記移動ステップと前記第2の方向取得ステップと前記第2の位置推定ステップとを繰り返し行う
ことを特徴とする位置検出方法。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (12件):
5J062AA07
, 5J062AA08
, 5J062CC14
, 5J062CC18
, 5K067AA33
, 5K067EE02
, 5K067EE10
, 5K067EE46
, 5K067GG11
, 5K067JJ53
, 5K067JJ54
, 5K067KK02
前のページに戻る