特許
J-GLOBAL ID:200903096777363860
短鎖干渉RNAライブラリーならびに合成および使用の方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
高島 一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-532898
公開番号(公開出願番号):特表2007-502129
出願日: 2004年05月10日
公開日(公表日): 2007年02月08日
要約:
一面において、本発明は、ランダムまたは半ランダムのsiRNA(コード)ライブラリーを提供する。本発明の別の一面は、ランダムまたは半ランダムのsiRNA(コード)ライブラリーの構築のための方法に関する。本発明の別の一面は、siRNAライブラリーを構築する際に使用するためおよび/または構成的および誘導性の様式の両方で単一のsiRNAおよびsiRNAライブラリーを発現し得るベクター系である。別の態様において、本発明は、siRNAライブラリーを使用する方法を提供する。このsiRNAライブラリーは細胞の集団中に導入される。次いで、この細胞の集団は選択プロセスに供されて、集団の残部とは異なる挙動的、生化学的、化学的、機能的、分子的、形態学的、表現型的または物理的な特性を示す細胞の部分集団が選択される。この選択プロセスの後、この細胞の部分集団は、所望に応じて単離、分析および/またはクローニングされ得る。この部分集団のこのような分析は、集団の残部と比較して異なるこの部分集団の特性を担うsiRNA種の同定および配列決定であり得る。あるいは、この部分集団は、ゲノミクスアッセイ、プロテオミクスアッセイおよび/またはセロミクスアッセイによってさらに分析され得る。このようなゲノミクスアッセイ、プロテオミクスアッセイおよび/またはセロミクスアッセイが使用される場合、この方法は、いくつかの有用なバイオインフォマティクス産物を生成し得る。このプロセスを介して同定された特異的siRNAは、直接的な治療的価値を有し得る。【選択図】なし
請求項(抜粋):
短鎖干渉RNA(siRNA)ライブラリーを調製するための方法であって、該方法は、
(1)その各々が3’制限部位および5’制限部位に挟まれるランダム配列または半ランダム配列を含むオリゴDNAの集団を生成することであって、この3’制限部位は5’制限部位とは異なる、
(2)互いに対して配向された2つのリコンビナーゼ部位を有するプラスミド中にオリゴDNAをクローニングして、3’制限部位および5’制限部位に挟まれるランダム配列を二重リコンビナーゼ部位間に配向させること、
(3)プラスミド中に存在する特定のリコンビナーゼ認識部位に適切なリコンビナーゼ酵素を産生する宿主細胞の集団内でプラスミドを複製すること、
(4)宿主細胞内のリコンビナーゼ酵素にプラスミドを曝すこと、
(5)集団宿主細胞からプラスミドDNAを単離し、3’制限部位または5’制限部位のいずれかに対して特異的な制限酵素でこの単離されたプラスミドを消化すること、
(6)二重カセットを含む消化されたフラグメントを自己連結することであって、この二重カセットは、3’制限部位または5’制限部位のいずれかを含むスペーサー配列によって分離されたセンスランダム配列および相補的なアンチセンス配列を含む、
(7)逆方向反復に特異的に隣接する制限酵素で二重カセットを消化し、二重カセットの集団をRNA発現ベクター系中にクローニングすることであって、このRNA発現ベクター系は、二重カセットがRNAプロモーターと終結配列との間に挿入されるように、RNAポリメラーゼプロモーターおよびRNAポリメラーゼ終結配列を有するRNA発現ベクターを含む、
(8)ベクターをプールして、siRNAコードライブラリーを形成すること、
を含む、方法。
IPC (3件):
C12N 15/09
, C40B 40/06
, C40B 50/06
FI (3件):
C12N15/00 A
, C40B40/06
, C40B50/06
Fターム (25件):
4B024AA01
, 4B024BA80
, 4B024CA04
, 4B024CA11
, 4B024DA02
, 4B024EA04
, 4B024FA02
, 4B024FA10
, 4B024HA17
, 4C086AA03
, 4C086AA04
, 4C086BC42
, 4C086BC43
, 4C086CB07
, 4C086DA38
, 4C086EA17
, 4C086EA18
, 4C086MA01
, 4C086MA04
, 4C086MA17
, 4C086MA66
, 4C086NA14
, 4C086ZB21
, 4C086ZB26
, 4C086ZB33
前のページに戻る