特許
J-GLOBAL ID:200903096791010210

模擬移動床吸着および結晶化を用いる、C8芳香族炭化水素中のパラキシレンの分離方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岸本 瑛之助 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-236951
公開番号(公開出願番号):特開平5-201886
出願日: 1992年09月04日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【構成】 次のものを組合わせて、連続的に用いる:(1) 溶媒の仕込原料に対する流量比1.2 〜2.5 で、模擬移動床の吸着装置8による低純度(75〜98%)パラキシレンの分離工程、(2) パラキシレンの結晶化5(-25〜+10°C)による、低純度パラキシレンの精製および洗浄工程、(3) 分離工程による、パラキシレンが出尽くした仕込原料フラクションの接触異性化工程21;そして異性化物を回収し、これを再循環する。工程(1) での脱着溶媒および工程(2) での洗浄溶媒は、有利にはトルエンである。【効果】 芳香族C8 炭化水素仕込原料から、高純度パラキシレンを連続的に製造分離することができる。
請求項(抜粋):
主としてC8 芳香族炭化水素を含む炭化水素仕込原料中に含まれるパラキシレンの分離および回収方法であって、この方法は、第一フラクションと第二フラクションとをもたらす仕込原料の吸着工程、第一フラクションの異性化工程、および第二フラクションの結晶化工程を含む方法において、下記工程を含むことを特徴とする方法:(a) 少なくとも1つの模擬移動床(lit mobile simule) 吸着帯域において、メタキシレン、パラキシレン、エチルベンゼン、および場合によってはオルトキシレンを含む前記仕込原料と、ゼオライト吸着床とを、仕込原料の流量に対する流量が1.2 〜2.5 である適切な脱着溶媒の存在下、溶媒と、メタキシレンと、エチルベンゼンと、および場合によってはオルトキシレンとを含む第一フラクション、および溶媒と主としてパラキシレンとを含む第二フラクションを、純度75〜98%、および改善された生産率で得るような吸着条件下に、連続的に接触させる工程、(b) 一方で溶媒、他方でメタキシレン、エチルベンゼンおよび場合によってはオルトキシレン混合物を分離するために、第一フラクションを蒸留する工程、(c) 前記混合物を、適切な条件で、水素の存在下、異性化帯域で異性化し、異性化物を回収し、これを蒸留後、工程(a) へ再循環する工程、(d) 第二フラクションを蒸留し、一方で溶媒、他方でパラキシレンを75〜98%の純度で回収する工程、(e) 結晶化帯域において、温度+10°C〜-25°Cで、工程(d) のパラキシレンの結晶化を行ない、一方で工程(a) の方へ再循環する母液、他方で母液で湿ったパラキシレン結晶を得る工程、(f) 洗浄帯域において、適切な洗浄溶媒でパラキシレン結晶を洗浄し、非常に高い純度でパラキシレン結晶を回収する工程。
IPC (2件):
C07C 15/08 ,  C07C 7/13
引用特許:
審査官引用 (10件)
  • 特開昭55-139327
  • 特開昭47-012964
  • 特公昭49-027569
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