特許
J-GLOBAL ID:200903096794145973

空気調和機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鵜沼 辰之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-250208
公開番号(公開出願番号):特開平11-083115
出願日: 1997年09月16日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 ロバスト制御により、小さな相互干渉で安定的に複数の制御量を調節できる空気調和機を提供する。【解決手段】 圧縮機、室外熱交換器及び室外膨張弁と、室内膨張弁及び室内熱交換器室とを備えた空気調和機であって、冷媒吐出温度Td(t)を制御量とし、操作量として室外膨張弁開度εo(t)を用いてフィードバック制御を行う時、制御量Td(t)に対する圧縮機駆動周波数や室外ファン回転数、他の外乱に対して、又は制御量の低次の数式モデルより実制御量に含む高次の項による悪影響に対して、ロバスト安定化ゲインを用いて安定化を行い、室外空気温度、配管長、室外機室内機間高低差などの条件の違いにより、操作量εo(t)に対する制御量Td(t)の動特性が変動するとき、該動特性を表すパラメータの変動に対しては、推定されたパラメータの値をもとに上記ロバスト安定化ゲインを可変として、適応的に制御を行うものである。
請求項(抜粋):
一つの室外機に複数の室内機が並列に配管接続されてなり、前記室外機に備えた、駆動周波数可変の圧縮機、室外熱交換器及び室外膨張弁を順次に、続いて各室内機に備えた室内膨張弁及び室内熱交換器室を順次に、さらに前記圧縮機に戻るように配管接続して冷媒を封入した順循環路を形成し、そして前記室外熱交換器に送風する室外ファン及び前記室内熱交換器に送風する室内ファンを備え、順循環路にそって冷媒が流れる際に冷房運転を行い、又は順循環路と逆回りに冷媒が流れる際に暖房運転を行う空気調和機において、運転室内機全冷房能力あるいは全暖房能力を制御すべき制御量とし、該制御量を調節する操作量として圧縮機駆動周波数を用いてフィードバック制御を行う時、制御量に対する室外膨張弁開度や室外ファン回転数や室内膨張弁開度や室内ファン回転数の変化、室外気流変化、運転室内機停止動作、停止室内機運転動作、制御量の目標値変化という外乱のうち、少なくとも1つを含む外乱に対して、あるいは、制御量を低次の数式モデルで表した際に、実際の制御量が含む、数式モデルより高次の項が及ぼす悪影響に対しては、ロバスト安定化ゲインを用いて安定化を行うが、更に室外空気温度、室内空気温度、運転室内機合計容量、運転室内機合計台数、配管長、配管径、室外機室内機間高低差、冷媒封入量、封入冷媒種類のうち少なくとも1つを含むこれらの条件の違いにより、操作量に対する制御量の動特性が変動するとき、制御量の動特性を表すパラメータの変動に対応するために、推定されたパラメータの値をもとに上記ロバスト安定化ゲインを可変として、適応的に制御を行う、適応ロバスト制御装置を備えた空気調和機。

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