特許
J-GLOBAL ID:200903096795840322
生物学的物質の凍結保存と低温処理方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
田中 浩 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-514242
公開番号(公開出願番号):特表平10-509434
出願日: 1995年10月26日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】個々の生命のある生物学的物質(例えば、細胞)あるいはそれらの予め設定可能な数の集合体を局在化された状態で凍結保存するために、上記物質は貯蔵容器から超冷却された基板13上に例えば微小液滴器11によって微小液滴12の形で供給される。基板は冷却剤15によって決定される温度に冷却されており、その表面はガス雰囲気または真空14で覆われている。基板の表面は、それに衝突した微小液滴が凍結するような温度T1に保たれており、一方、基板表面は被測定成分を保持するように微小構造化されていて、上記被測定成分を保持することができる。基板あるいは微小液滴器の何れかを適当に移動させることによって、個々に微小液滴を供給することができ、また自由に選択可能な配列あるいは基板構造によって予め設定された配列をなしてサンプルの形に形成される。凍結した微小液滴と細胞をもった基板を-273°C近くの温度T2にし、また/あるいは処理装置17によって物質の除去処理がなされるか、あるいは蒸着処理が行われる。深い冷凍状態では、機械的作用によって切除のような操作が行われ、あるいは基板表面に溶液と物質が付加される。解凍時には、基板表面は包被溶液の凍結点以上の温度T1に置かれ、微小液滴配列は予め設定された態様で解凍される。
請求項(抜粋):
微視的物質、より詳しくは生物学的物質、細胞結合体、単細胞または細胞構成要素を基板表面上で凍結保存および低温処理する方法であって、 特徴として、包被溶媒を含む少なくとも1個の貯蔵容器中に上記物質を導入する段階と、 少なくとも1個の微小液滴配置手段によって、温度T1を有する上記基板表面を形成している温度制御された基板ターゲットに上記少なくとも1個の貯蔵容器から時間的、位置的に制御された状態で包被された物質を案内する段階と、 ターゲットの温度を貯蔵温度T2あるいは処理温度T3に調整しながら、上記基板ターゲット上に上記物質を固定的に接着させる段階と、 上記のように処理された基板ターゲットを貯蔵および/または処理する段階と、からなる上記冷凍保存および低温処理する方法。
IPC (2件):
FI (2件):
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