特許
J-GLOBAL ID:200903096799371769

樹脂塗装アルミニウム合金部材およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 武久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-287921
公開番号(公開出願番号):特開平11-104560
出願日: 1997年10月03日
公開日(公表日): 1999年04月20日
要約:
【要約】【課題】 アルミニウム合金基材表面の陽極酸化皮膜上にフッ素樹脂等の樹脂を塗装、焼付けした部材として、樹脂塗膜の密着性が確実かつ安定して優れる部材を提供する。【解決手段】 請求項1:Al合金基材表面に膜厚が2〜30μmでかつ硬さHvが膜厚T(μm)に応じて180≦Hv≦5T+250を満たす封孔処理済の陽極酸化皮膜が形成され、その上に樹脂塗膜層が形成され、かつ陽極酸化皮膜には単位網目部分の最大径が5〜300μmのネット状クラックが形成され、そのネット状クラック内に樹脂が侵入含浸されている樹脂塗装Al合金部材。 請求項2:硫酸浴により浴温20°Cを越え35°C以下、電流密度0.5A/dm2 以上で陽極酸化処理を施した後、封孔処理を行ない、前記硬さ、膜厚の陽極酸化皮膜を形成し、その後樹脂を塗装焼付けする方法。
請求項(抜粋):
アルミニウム合金からなる基材の表面層に、封孔処理が施された2〜30μmの膜厚の陽極酸化皮膜が形成されており、かつこの陽極酸化皮膜は、その硬さHvが膜厚T(μm)に応じ、180≦Hv≦5T+250を満たすように定められており、さらに前記陽極酸化皮膜上に樹脂塗膜層が形成されており、また前記陽極酸化皮膜にはネット状クラックが形成されていて、そのネット状クラックにおける各単位網目部分の最大径が5〜300μmの範囲内とされ、しかもそのネット状クラック内に前記樹脂塗膜層から連続する樹脂が侵入含浸されていることを特徴とする、樹脂塗膜層の密着性に優れた樹脂塗装アルミニウム合金部材。
IPC (4件):
B05D 7/14 101 ,  B32B 15/08 102 ,  C25D 11/04 101 ,  C25D 11/18 306
FI (4件):
B05D 7/14 101 Z ,  B32B 15/08 102 B ,  C25D 11/04 101 Z ,  C25D 11/18 306 A

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