特許
J-GLOBAL ID:200903096848028617

ナフタレンジカルボン酸の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田中 政浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-117118
公開番号(公開出願番号):特開平8-310992
出願日: 1995年05月16日
公開日(公表日): 1996年11月26日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 固液分離性の良好な粗ナフタレンジカルボン酸が安定した収率で得られ、操業中に配管の閉塞等の問題の生じないナフタレンジカルボン酸の連続製造方法を提供する。【構成】 ジアルキルナフタレン8と、酢酸及び/又はプロピオン酸に溶解したコバルト塩及びマンガン塩及び臭素化合物からなる触媒溶液11と、クロルベンゼン10と圧縮空気9を連続的に酸化反応槽1に供給してジアルキルナフタレンを酸化反応させることによりナフタレンジカルボン酸を生成させ、反応中に発生するオフガス12は第1凝縮器2に導いて60〜150°Cで部分凝縮させて凝縮液は酸化反応槽1に循環させ、一方、反応液は酸化反応槽1から連続的に抜き出して20固液分離する23ことにより粗ナフタレンジカルボン酸と触媒液を得、触媒液25は触媒を補充して27酸化反応槽1に循環させるナフタレンジカルボン酸の連続製造法。
請求項(抜粋):
ジアルキルナフタレンと、酢酸及び/又はプロピオン酸に溶解したコバルト塩及びマンガン塩及び臭素化合物からなる触媒溶液と、クロルベンゼンと圧縮空気を連続的に酸化反応槽に供給してジアルキルナフタレンを酸化反応させることによりナフタレンジカルボン酸を生成させ、反応中に発生するオフガスは下降流の第1凝縮器に導いて部分凝縮させて凝縮液は酸化反応槽に循環させ、一方、反応液は酸化反応槽から連続的に抜き出して固液分離することにより粗ナフタレンジカルボン酸と触媒液を得、該触媒液は触媒を補充して酸化反応槽に循環させるナフタレンジカルボン酸の連続製造法において、?@ 酸化反応槽内部に存在する反応液中のコバルト及びマンガン金属濃度の合計が5〜10重量%の範囲になるように、?A 酸化反応槽内部に存在する反応液中のコバルト及びマンガン金属の合計モル数に対して、臭素原子のモル数が1/8〜1/2のモル比の範囲になるように、?B 酸化反応槽に循環される触媒液中の補充分を加えたコバルト及びマンガン金属の単位時間当たりのモル数が、酸化反応槽に連続供給されるジアルキルナフタレンの単位時間当たりのモル数に対するモル比で0.5〜2.0のモル比の範囲になるように?C 酸化反応槽を反応液が占める容積を酸化反応槽から連続的に排出されるナフタレンジカルボン酸と触媒を含む酢酸及び/又はプロピオン酸溶液の単位時間当たりの排出容積で除することにより、計算される平均滞留時間が3〜7時間の範囲になるように制御しながら、160°C以上180°C以下の反応温度で10kg/cm2(ゲージ圧力) 未満の反応圧力の条件下で酸化反応させ、第1凝縮器では60〜150°Cの範囲で部分凝縮させると共に、非凝縮成分を第2凝縮器に導いて完全凝縮させ、酸化反応生成水を酸化反応器から連続的に系外に抜き出すことを特徴とするナフタレンジカルボン酸の製造方法。
IPC (5件):
C07C 63/38 ,  B01J 27/128 ,  C07C 51/265 ,  C07C 51/47 ,  C07B 61/00 300
FI (5件):
C07C 63/38 ,  B01J 27/128 X ,  C07C 51/265 ,  C07C 51/47 ,  C07B 61/00 300

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