特許
J-GLOBAL ID:200903096860949043

内視鏡結紮器具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-517520
公開番号(公開出願番号):特表平11-514544
出願日: 1996年10月30日
公開日(公表日): 1999年12月14日
要約:
【要約】可撓性内視鏡器具には、内視鏡(100)の挿入端に取り付けられたチューブ状部材(152)に複数の弾性結紮リング(50)が取り付けられている。これらのリング(50)は、身体器官内への内視鏡(100)の一回の挿入中に多数の病変部位の治療を行うため、チューブ状部材から選択された制御された時期に順次外されるようになっている。内視鏡(100)の吸引チャンネルを通して加えられた吸引力によって病変部位の組織がチューブ状部材(152)に引き込まれている状態で各弾性リング(50)を内視鏡(100)から外し、病変部位に結紮関係で配置できる。各リング(50)は、内視鏡(100)の一回の挿入中に身体器官の多数の病変部位の異なる部位に取り付けることができる。
請求項(抜粋):
消化管等の中空の身体器官内の多数の病変部位を結紮するための可撓性内視鏡器具において、(a)前挿入端及び後端を持つ可撓性光ファイバ内視鏡であって、この内視鏡を通して照光し視認するための手段、前記挿入端に吸引力を提供するための手段、及び作業チャンネルを含む、内視鏡と、(b)前先端、後端、及び長さ方向軸線を有し、前記後端には前記内視鏡の前記挿入端に取り付けるための手段が設けられている、チューブ状部材と、(c)可撓性で実質的に非弾性の材料でできた複数のストリング状コードであって、各コードは前記チューブ状部材の前記先端で折り返され、各前記コードの第1部分が前記チューブ状部材の外側の一部に載り、第2部分が前記チューブ状部材の内側に配置され、前記コードは、前記チューブ状部材の前記長さ方向軸線を中心として角度的に間隔が隔てられて配向されている、複数のストリング状コードと、(d)前記チューブ状部材上に、前記チューブ状部材に対して同軸の関係で、延ばした状態で、取り外し自在に取り付けられた複数の弾性結紮リングであって、これらのリングは、前記チューブ状部材の長さ方向で、前記チューブ状部材の前記先端からの距離が連続的に大きくなるように互いから間隔が隔てられており、前記複数のコードの各々が前記複数の結紮リングの各々に第1方向で巻付けてあり、及び第2の反対方向に巻付けてある、複数の弾性結紮リングと、(e)前記コードと前記チューブ状部材との間に相対的摺動移動を加えるための手段であって、前記身体器官内への前記内視鏡の一回の挿入中に、前記弾性リングの各々を制御された順序で外し、これによって、病変部位の組織が前記吸引手段によって前記チューブ状部材内に引き込まれているときに前記弾性リングの各々を前記内視鏡から外して病変部位に結紮関係で配置でき、各リングは身体器官に存在する多数の病変部位の異なる部位に取り付けられ、前記相対的摺動移動を加えるための手段は、前記内視鏡の前記作業チャンネルに通してあり且つ前記チューブ状部材内に配置された前記コードに一端が連結された可撓性ライン要素を含み、この可撓性ライン要素は、内視鏡の後端を出ており、これによって、前記ライン要素の他端に引っ張り力を及ぼすと、前記チューブ状部材上での前記コードの転動移動が生ぜしめられる、相対的摺動移動を加えるための手段とを有することを特徴とする、可撓性内視鏡器具。
IPC (2件):
A61B 17/10 ,  A61B 17/28 310
FI (2件):
A61B 17/10 ,  A61B 17/28 310

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