特許
J-GLOBAL ID:200903096875349018

内燃機関点火装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 英俊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-283535
公開番号(公開出願番号):特開平11-117841
出願日: 1997年10月16日
公開日(公表日): 1999年04月27日
要約:
【要約】【課題】信号発生器を構成する2つの磁気検出素子の間の角度間隔を拡大することなく点火位置の進角幅を広くとることができる内燃機関点火装置を提供する。【解決手段】内燃機関に取り付けた磁石回転子の磁極間の角度間隔よりも小さい角度間隔をもって2つの磁気検出素子11及び12を配置し、これらの磁気検出素子が出力する矩形波信号V1 及びV2 に論理演算を施すことにより、両矩形波信号の位相差に相当する信号幅を有するパルス信号Vp と、パルス信号Vp よりも位相が進んだ位置で立上る制御信号Vq とを発生させる。機関の低速時にはパルス信号Vp の立下り位置で点火回路13に点火信号Vg を与えて点火動作を行わせ、進角開始回転速度以上の回転領域では、制御信号Vq の立上り位置で点火回路13に点火信号Vg を与えて点火動作を行わせる。
請求項(抜粋):
点火信号が与えられた時に内燃機関の気筒に取り付けられた点火プラグに印加するための点火用高電圧を発生する点火回路と、内燃機関の回転方向の後方側及び前方側に互いに位置をずらした状態で配置されて磁束の交番を検出した時にレベルが変化する第1及び第2の矩形波信号をそれぞれ発生する第1及び第2の磁気検出素子と、内燃機関の回転に伴って前記第1及び第2の磁気検出素子が検出する磁束を交番させるロータと、前記第1の磁気検出素子が発生する第1の矩形波信号と第2の磁気検出素子が発生する第2の矩形波信号とに論理演算を施して第1及び第2の矩形波信号の一方が低レベルの状態にあり他方が高レベルの状態にある期間高レベルの状態を保持するパルス信号を発生する波形整形回路とを備えた信号発生装置と、前記信号発生装置の出力に基づいて決定した内燃機関の点火位置で前記点火回路に点火信号を与える点火位置制御装置とを備えた内燃機関用点火装置において、前記パルス信号の立下り位置が内燃機関の上死点付近の設定位置に一致するように前記信号発生装置が構成され、前記点火位置制御装置は、前記第1の矩形波信号と第2の矩形波信号とに論理演算を施して前記パルス信号の立上り位置よりも位相が進んだ位置で生じる前記第1の矩形波信号のレベル変化位置または第2の矩形波信号のレベル変化位置で立上がり、前記パルス信号の立下がり位置までの間に立下がる矩形波状の制御信号を発生する制御信号発生回路と、前記パルス信号の立下りを検出して第1の点火位置信号を発生させる第1の点火位置信号発生回路と、積分コンデンサと該積分コンデンサを定電流充電する充電回路とからなっていて前記積分コンデンサの両端に所定の傾きで上昇する積分電圧を発生させる積分回路と、前記第1の点火位置信号が発生した時に前記積分コンデンサに蓄積されている電荷をほぼ瞬時に放電させるリセット回路と、前記制御信号が発生している状態で前記積分電圧が基準電圧よりも低くなった時に第2の点火位置信号を発生する第2の点火位置信号発生回路と、前記第1の点火位置信号及び第2の点火位置信号のいずれか一方が入力された時に前記点火回路に点火信号を与えるオア回路とを具備し、前記内燃機関の回転速度が進角開始回転速度よりも低い時には前記制御信号が発生している区間で前記積分電圧が基準電圧よりも高くなっており、前記回転速度が進角開始回転速度に達した時に前記制御信号の立上り位置で前記積分電圧が基準電圧よりも低くなるように前記積分回路の定数と前記基準電圧のレベルとが設定されていることを特徴とする内燃機関用点火装置。
IPC (2件):
F02P 5/00 ,  F02P 3/08 302
FI (2件):
F02P 5/00 ,  F02P 3/08 302 E

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